9月7日に開催された全日本社会人(愛知・一宮市総合体育館)は、各種目の準決勝・決勝戦が行なわれた。
男子シングルスは、日本A代表の坂井一将が3連覇を達成。決勝戦ではB代表の下農走をストレートで破り、貫禄の優勝を飾った。女子シングルスは混戦を勝ち抜いた鈴木温子がシングルスで初V。今年5月の日本ランキングサーキットでは4強に終わっていたが、持ち味のねばり強さを発揮して頂点に立っている。
男子ダブルスでは、リオ五輪8強の遠藤大由(ペアは早川賢一)が、今回はルーキー・渡辺勇大とのペアで決勝に進出。その決勝では、昨年の全日本総合覇者で日本A代表の園田啓悟/嘉村健士にストレート勝ち。新たな可能性を感じる優勝となった。女子ダブルスは、日本ランキングサーキットで一度ペアを離れていた福島由紀/廣田彩花が再結成のV。混合ダブルスも優勝候補の渡辺勇大/東野有紗が実力を発揮して初優勝を手にしている。
なお、渡辺勇大は男子ダブルス、混合ダブルスと合わせて2冠を達成している。
準決勝、決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝
坂井一将(日本ユニシス)②〔26−24、18−21、21−9〕1●常山幹太(トナミ運輸)
下農走(トナミ運輸)②〔21−13、21−12〕0●上田拓馬(日本ユニシス)
▼決勝
坂井一将②〔21−15、22−20〕0●下農走
※坂井は3連覇
【女子シングルス】
▼準決勝
鈴木温子(ヨネックス)②〔19−21、21−12、21−18〕1●髙橋沙也加(日本ユニシス)
齋藤栞(ACT SAIKYO)②〔19−21、21−16、21−18〕1●星千智(日本ユニシス)
▼決勝
鈴木温子②〔21−15、21−19〕0●齋藤栞
※鈴木は初優勝
【男子ダブルス】
▼準決勝
園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)②〔21−12、21−14〕0●井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)
遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス)②〔21−18、21−13〕0●島田 大輝/竹内 義憲(ヨネックス)
▼決勝
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−16、21−19〕0●園田啓悟/嘉村健士
※遠藤/渡辺は初優勝
【女子ダブルス】
▼準決勝
新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)②〔21−16、16−21、21−17〕1●前田美順/山口茜(再春館製薬所)
福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)②〔21−14、21−13〕0●栗原文音/東野有紗(日本ユニシス)
▼決勝
福島由紀/廣田彩花②〔21−14、21−7〕0●新玉美郷/渡邉あかね
※福島/廣田初は初優勝
【混合ダブルス】
▼準決勝
渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)②〔21−11、21−6〕0●竹内義憲/髙畑祐紀子(ヨネックス)
井上拓斗/栗原文音(日本ユニシス)②〔21−15、11−21、23−21〕1●金子祐樹/篠谷菜留(日本ユニシス)
▼決勝
渡辺勇大/東野有紗②〔21−15、21−15〕0●井上拓斗/栗原文音
※渡辺勇大/東野は初優勝