9月3日に開幕した全日本社会人(愛知・一宮市総合体育館)は6日、各種目の準々決勝までが行なわれた。日本代表選手らが出場した今大会には、リオ五輪代表でもある佐々木翔、遠藤大由、山口茜、栗原文音らも参戦。遠藤は男子ダブルス期待の若手・渡辺勇大とペアを組み、見事準決勝に進出。女子シングルスでリオ五輪に出場した山口は、先輩の前田美順とのペアでコートに立ち4強入り。栗原は女子ダブルスで東野有紗と、混合ダブルスは井上拓斗とのペアで出場し、ともにベスト4を決めている。
また、男子シングルスではS/Jリーグ、日本リーグのチームに所属する選手が上位を占めるなか、龍谷大ヘッドコーチの古財和輝が8強に進出。6回戦で古巣・トナミ運輸の山口容正を下すと、準々決勝でも同じくトナミ運輸の常山幹太にファイナル勝負の接戦。敗れはしたものの、ベテランらしい戦いぶりを発揮した。
男子ダブルスでは、15年全日本総合準優勝の保木卓朗/小林優吾が、日本B代表の島田大輝/竹内義憲に敗れる波乱。女子ダブルスも、福万尚子/與猶くるみが新玉美郷/渡邉あかねにストレートで敗れ8強止まりとなった。
7日は各種目で準決勝・決勝戦が行われる予定。
準々決勝の結果は以下の通り
【男子シングルス】
▼準々決勝
坂井一将(日本ユニシス)2−0丸尾亮太朗(日立情報通信エンジニアリング)
常山幹太(トナミ運輸)2−1古財和輝(龍谷大職員)
上田拓馬(日本ユニシス)2−0小野寺裕介(日本ユニシス)
下農走(トナミ運輸)2−0武下利一(トナミ運輸)
▼準決勝
坂井一将 − 常山幹太
上田拓馬 − 下農走
【女子シングルス】
▼準々決勝
鈴木温子(ヨネックス)2−0橋本由衣(NTT東日本)
髙橋沙也加(日本ユニシス)2−0川上紗恵奈(北都銀行)
齋藤栞(ACT SAIKYO)2−1土井杏奈(ヨネックス)
星千智(日本ユニシス)2−0三谷美菜津(NTT東日本)
▼準決勝
鈴木温子 − 髙橋沙也加
齋藤栞 − 星千智
【男子ダブルス】
▼準々決勝
園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)2−1山田和司/上田拓馬(日本ユニシス)
井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)2−1佐伯祐行/垰畑亮太(日本ユニシス)
島田大輝/竹内義憲(ヨネックス)2−1保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)
遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス)2−0伊東克範/小林晃(金沢学院クラブ)
▼準決勝
井上/金子 − 園田/嘉村
遠藤/渡辺 − 島田/竹内
【女子ダブルス】
▼準々決勝
新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)2−0福万尚子/與猶くるみ(再春館製薬所)
前田美順/山口茜(再春館製薬所)2−0米元陽花/今井優歩(ACT SAIKYO)
栗原文音/東野有紗(日本ユニシス)2−0河崎綾佳/荒木茜羽(七十七銀行)
福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)2−0 久後あすみ/横山めぐみ(山陰合同銀行)
▼準決勝
新玉/渡邉 − 前田/山口
福島/廣田 − 栗原/東野
【混合ダブルス】
▼準々決勝
渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)2−0権藤公平/廣田彩花(トナミ運輸/再春館製薬所)
竹内義憲/髙畑祐紀子(ヨネックス)2−0伊東克範/浦谷夏未(金沢学院クラブ/北都銀行)
井上拓斗/栗原文音(日本ユニシス)2−0浦井唯行/横山めぐみ(丸杉/山陰合同銀行)
金子祐樹/篠谷菜留(日本ユニシス)2−0米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)
▼準決勝
渡辺/東野 − 竹内/髙畑
井上/栗原 − 金子/篠谷