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【リオ五輪・速報】髙橋&松友、5連続ポイントで大逆転の金メダル!<女子ダブルス>

現地8月18日に行なわれたリオ五輪・バドミントン競技8日目は女子ダブルス決勝が行なわれ、髙橋礼華/松友美佐紀がデンマークのリターユール/ペダルセンと対戦した。

日本史上初の金メダルを獲得した髙橋礼華(右)/松友美佐紀

 

髙橋/松友にとって過去7勝4敗と分がいい相手だったが、第1ゲームはデンマークペアが終始リードする展開に。リターユール183センチ、ペダルセン178センチの高さを生かし、ネット前に入った選手が積極的にシャトルをつかまえて、タカマツの連続攻撃を封じ込む。一時13-13、16-16と並ぶも、デンマークペアはそこから先の点は与えてくれなかった。逆に髙橋/松友は、サービスまわりの細かいミスが出てしまい、最後は18-21で振り切られてしまう。

 

続く2ゲームは、風下に立ったタカマツが流れるような連係を随所に披露。後衛から髙橋が仕掛け、相手のレシーブが甘くなったところを松友が鋭い出足で叩き込み、主導権を握る。序盤からリードを奪うと、11-5から4連続得点をマーク。終盤はデンマークペアも照準をファイナルゲームに合わせる作戦をとったため、21-9の大差でタカマツが奪い返した。

 

すべてが決するファイナルゲームは、互いの勝利への執念がぶつかるプレーが続く、白熱した展開に。デンマークペアはパワーを生かした重厚感あふれる攻撃、タカマツはテンポの速い連続攻撃で局面の打開を図る。ヒリヒリするような点の取り合いが続いたが、16オールから先に抜け出したのはデンマークペア。3連続得点をあげて、16-19に。

 

崖っぷちに追い込まれたタカマツだったが、世界ランク1位を長らく保ってきた強さはダテではなかった。このギリギリの局面で、松友がネット前で相手の動きを見て冷静に落としたかと思えば、ラウンド側からクロスへ思い切りのよいスマッシュを見舞う。スコアは18−19。すると髙橋も、相手レシーブが浮いたところを確実に叩いて20—19とし、逆転に成功する。4連続得点でつかんだマッチポイント。最後は、髙橋の強打がペダルセンのレシーブミスを誘い、ついに歓喜の瞬間が訪れた。

 

日本バドミントンがオリンピックで金メダルを獲得したのは、1992年バルセロナ大会で正式種目になって以降、7大会目にして初めてのこと。殊勲の勝利を上げたのは、北京大会で4位(末綱聡子/前田美順)、ロンドン大会で準優勝(藤井瑞希/垣岩令佳)と、結果を着実に残してきた女子ダブルスだった。

▼女子ダブルス 決勝戦

髙橋礼華/松友美佐紀②〔18−21、21−9、21−19〕1●リターユール/ペデルセン(デンマーク)

 

表彰後、日の丸と金メダルを手に喜ぶ髙橋礼華(左)/松友美佐紀

◆試合後のコメント

髙橋「(ファイナルゲームの)最後、競った場面で追いついたとき、“こういうときは自分たちのほうが強い”と思ってプレーできたので、(勝って)本当によかったです。表彰台で日の丸が一番高く上がったのを見ると、本当にオリンピックで一番になったんだと、あらためて実感できました。本当にうれしいです」

松友「1ゲーム目は私が全然よくなかったんですけど、最後、ファイナルゲームで自分がやってきたことをもう1回あきらめずに出そうと思って、それが出せて逆転できたと思うので、本当によかったです。毎年、世界選手権で期待されながら結果を残すことができなかったけど、そういう経験が今回のオリンピックで生きたなと思っています」

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