８月16日に開催されたリオ五輪・バドミントン競技６日目は、男子ダブルス準決勝が行なわれた。ここでは男子ダブルスの結果を振り返る。

【男子ダブルス】

準決勝に勝ち上がったのは、洪煒／柴飈（中国）、ゴー／タン（マレーシア）、傅海峰／張楠（中国）、ラングリッジ／エリス（イギリス）の４組。傅海峰以外の選手は、オリンピック準決勝は初めてというメンバーだ。洪煒／柴飈はゴー／タンと、傅海峰／張楠はエリス／ラングリッジ（イングランド）と対戦した。

最初に決勝の切符を手にしたのは、マレーシアのゴー／タン。洪煒／柴飈との勝負はファイナルゲームにもつれる接戦。第１ゲームをマレーシアが21−18で奪うと、第２ゲームは洪煒／柴飈が12本に抑える。勝てばそれぞれ初のメダルが決まる第３ゲームは、マレーシアが激しい攻防を抜け出し21−17で勝利。見事決勝進出を決めた。

マレーシアの男子ダブルスが決勝に進んだのは、96年アトランタ五輪でチー／ヤップが銀メダルを獲得して以来20年ぶり。優勝すれば、マレーシアにバドミントン競技初の金メダルを持ち帰ることになる。

続いて行なわれた傅海峰／張楠とラングリッジ／エリスの試合は、傅海峰／張楠が２−０の完勝で決勝に勝ち進んだ。試合は第１ゲーム21−14で中国ペアが先取すると、第２ゲームもねばるイギリスペアを18本で振りきって勝利。傅海峰は北京、ロンドンに続く五輪３度目の決勝進出としており、優勝すればロンドンから２大会連続金メダルとなる。

準決勝の結果は以下の通り。

▼男子ダブルス準決勝

ゴーVS／タンWK（マレーシア）②〔21−18、12−21、21−17〕１●洪煒／柴飈（中国）

傅海峰／張楠（中国）②〔21−12、21−18〕０●ラングリッジ／エリス（イギリス）