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【岡山IH2016】トッププレーヤーに聞く IHの思い出 佐伯祐行&垰畑亮太

真夏の高校生の夢舞台、インターハイ。今年は8月8日(月)から競技がスタートしました。ここではインターハイを経験して、その後、トップレベルで活躍を遂げた選手へのインタビューを紹介します。第4回は、日本ユニシスの佐伯祐行&垰畑亮太選手です。

 

佐伯祐行(水島工卒)

どんな環境にいても、頑張れば結果は出る

インターハイは3年のときにシングルスで優勝したこと、団体で優勝できなかったこと、どちらも思い出に残っています。いつも埼玉栄に止められていたので、団体で勝ちたい思いは強かったんです。全中のときもそうでしたが、自分が負けてチームも負けてしまったりしていたので、団体戦で負けときは本当に悔しかったですね。

ただ肉体的にはきつかったですけど、十分に練習していたので意外に他の選手よりヘタッていなかった気がします。本番のきつさを見越して、毎日練習をしていたからだと思います。

シングルスでは、どんな環境にいても頑張れば優勝できるんだなということを実感できました。だから、地方の学校にいる選手でも、目標をしっかり持って取り組めば結果が出ると思うし、そうやって全国的にレベルが上がってほしいですね。最近は一部の選手を除いて、「優勝や準優勝は無理だろう」という空気がありますが、本気で目標を定めれば、状況が変わってくるんじゃないかと思います。

さえき・ひろゆき◎1987年7月8日生まれ、岡山県出身。連島中―水島工高―日本ユニシス。05年IH単優勝、アジアジュニア単3位、09年インカレ複優勝、14・15年全日本社会人複2位など。16年ナショナルB代表。177㎝、66㎏。

◎インターハイの成績

1年/シングルス3回戦、ダブルス16強、団体16強

2年/シングルス4強、ダブルス16強、団体16強

3年/シングルス優勝、ダブルス8強、団体2位

 

垰畑亮太(関東第一高卒)

埼玉栄には、絶対に負けたくなかった

2年のときは千葉で、すごく暑かった記憶がありますね。3年のときはダブルスで3位でしたが、後輩(田児賢一/松丸一輝=当時埼玉栄2年)に負けたというのもあり、悔しかったですね。田児君は圧倒的にミスが少なく、いまの時代のバドミントンの先駆けというか、ミスが少なくてかわす技術がすごかった。がむしゃらに打って…という感じの僕たちにはない技術で、本当に“うまくやられたな”という感じでした。

僕たち関一は、埼玉栄には絶対負けたくないという気持ちで行っていたので、本当に悔しかったです。ほかの高校にも名前を知っている選手はいっぱいいたのですが、同じ関東で、一番近くで戦っているという意味で、栄には負けたくないという意識は試合前から強かったですね。

高校生のときは、インターハイはもちろんですが、それ以外でも1試合1試合闘争心むき出しでやっていました。相手に向かっていく強い気持ちは、そこで培われたのかもしれません。

たおはた・りょうた◎1988年11月21日生まれ、福岡県出身。岡垣中―関東第一高―法政大―日本ユニシス。11・14年ランキングサーキット複2位、混合複優勝。12・13・15年全日本総合複3位など。16年ナショナルB代表。185㎝83㎏。

◎インターハイの成績

2年/ダブルス16強、団体8強

3年/ダブルス4強、団体16強

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