「2016 情熱疾走 中国総体」バドミントン競技は8月8日に開幕。大会初日は男子団体1~3回戦がジップアリーナ岡山で、女子団体1~3回戦が岡山市総合文化体育館で行なわれ、それぞれベスト8が出そろった。
【男子ダイジェスト】
男子団体は、高校選抜で決勝を争った埼玉栄(埼玉)と、富岡・ふたば未来学園(福島)の“2強”が初日から圧巻の強さを見せつけた。2012年以来となる春夏制覇をめざす埼玉栄は、秋田工(秋田)と奈良大附(奈良)に3-0で快勝。春の雪辱に燃える富岡・ふたば未来学園は、高知商(高知)、淑徳巣鴨(東京)を寄せ付けない戦いぶりで順当に勝ち上がった。
同じく四つ角シードの東大阪大柏原(大阪)と聖ウルスラ学院英智(宮城)は、苦しみながら8強進出。東大阪大柏原は3回戦で青森山田(青森)と対戦。単複のポイントを分け合い、勝負の行方は第3シングルスにもつれると、試合はファイナルゲームへ。終盤にリードしたのは青森山田だったが、東大阪大柏原のキャプテン・高尾直佑樹が気迫のこもったプレーで見事逆転勝ち。昨年準優勝チームの意地を見せた。
聖ウルスラ学院英智は、3回戦で新田(愛媛)と激突。この2校は昨年のインターハイ、そして今年の選抜でも対戦しており、どちらも聖ウルスラが勝利を奪っている。試合はリベンジに燃える新田が第1ダブルスを先制してプレッシャーをかけたが、初優勝をねらう聖ウルスラも引かずに応戦。ねばる相手を3−1で振り切った聖ウルスラが、準々決勝の切符をつかんだ。
そのほかでは、開催地・岡山の水島工業、昨夏8強の高岡第一(富山)、長崎代表の瓊浦が準々決勝へ。4月に地震で被災した熊本代表の八代東は、古豪・比叡山をストレートで下して2年連続のベスト8入りを果たしている。
大会2日目の8月9日は、男女ともにジップアリーナ岡山で準々決勝から決勝が行なわれる。男子団体・準々決勝の対戦カードは以下の通り。試合開始時間はともに9時半の予定。
※上位8校も紹介している「チームページ」は こちら
【男子対戦カード】
▼準々決勝
埼玉栄(埼玉) ― 水島工(岡山)
東大阪大柏原(大阪)― 瓊浦(長崎)
聖ウルスラ学院英智(宮城) ― 八代東(熊本)
高岡第一(富山) ― 富岡・ふたば未来学園(福島)