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【岡山IH】高校生の夢舞台を彩る注目選手を紹介! 男子ダブルス

高校生の夏の大一番である岡山インターハイが、8月8日に開幕する(開会式は7日)。インターハイ直前企画として、ここでは男子ダブルスで活躍が予想される注目選手を紹介しよう。

※主な戦績は高校生の大会で、すべてダブルス

 

小野寺雅之(右)&岡村洋輝

おのでら・まさゆき&おかむら・ひろき

【埼玉栄3年】

〈ペアとしての主な戦績〉

15年インターハイ>>3位

15年全日本ジュニア>>優勝

ドライブとアタック力に長けている岡村と、コートカバー力や冷静さが光る小野寺。昨年のインターハイでは2年生ペアながらベスト4に進出し、9月の全日本ジュニアでは見事頂点に立っている。高校選抜は、予選からお互い別の選手と組み、岡村が渡邉航貴とのペアで優勝を果たした。最後の夏で再結成することになったが、岡村のV経験などは、この大舞台でも生きてくるはず。2人の得意とする低空ラリーを存分に発揮して、ライバルたちを撃破したい。

また、小野寺はシングルスでも上位をねらえる存在だ。団体戦、個人戦シングルス、ダブルスに出場するため、体力面が上位進出の鍵となりそうだが、大会序盤の団体戦で勢いに乗って、個人戦の勝利につなげたい。

 

金子真大(左)&久保田友之祐

かねこ・まひろ&くぼた・ゆうのすけ

【富岡・ふたば未来学園2年】

〈ペアとしての戦績〉

16年高校選抜>>準優勝

3月の高校選抜では、当時1年生ながら上級生を相手に果敢に攻めて決勝に進出。優勝は逃したものの、その高いポテンシャルを全国に知らしめた。中学時代からペアを組んでおり、全中でも鮮やかに優勝を飾ったコンビネーションは抜群。右利きの金子が前衛、左利きの久保田が後衛のスタイルを得意とし、破壊力のある攻撃で相手にぶつかっていく。

また、2人はサービスまわりがうまく、ラリーの序盤から主導権をつかめるのも強みの一つ。高校選抜ではメンタル面を課題にあげていたが、引かずに前に攻める姿勢を貫けば、2006年以来(田児賢一/松丸一輝・埼玉栄)の2年生王者も現実味を帯びてくる。

 

渡邉航貴(右)&仁平澄也

わたなべ・こうき&にへい・すみや

【埼玉栄3年】

〈ペアとしての主な戦績〉

15年全日本ジュニア…3位

柔らかなラケットワークで渡邉がチャンスをつくり、180㎝近い長身の仁平が豪快なスマッシュで得点を奪うのが2人の得意パターン。昨年の全日本ジュニアでは、順当に勝ち進みベスト4の成績を残している。春の高校選抜ではペアの組み替えで、渡邉が岡村とともに優勝を果たしたが、今回は仁平と再び組んで夏の頂点をめざすことになった。失うものはない“挑戦者としての強み”を生かし、小野寺/岡村との埼玉栄勢による決勝をねらう。

 

山下恭平(右)&井上健太

やました・きょうへい&いのうえ・けんた

【水島工3年】

〈ペアとしての主な戦績〉

15年全日本ジュニア>>3位

16年高校選抜>>3位

 小学生時代から同じジュニアクラブに所属しており、中学、高校も同じ道を歩んで全国の上位をめざしてきた。ペアを組むのは昨年の全日本ジュニアからだが、そこで3位入賞を果たすと、高校選抜でもライバルたちを押しのけて準決勝まで勝ち進んだ。井上は中学時代に全中8強の成績を残しているが、山下は高校から本格的にダブルスをスタート。短い期間できっちり全国上位に進んでくるのは、それだけ高いポテンシャルが2人にあったからだろう。

山下はシングルスでも優勝候補のため、試合数が多くなることが予想される。それだけに、井上の支えが上位進出のポイントになることは間違いない。大会前には「優勝が目標」と力強く語っている井上の奮起に期待だ。

 

山澤直貴(左)&本田大樹

やまざわ・なおき&ほんだ・たいき

【富岡・ふたば未来学園3年】

〈ペアとしての主な戦績〉

15年全日本ジュニア>>準優勝

全中ダブルス優勝という実績を持つ本田と、同大会シングルス3位の山澤が本格的にペアを組んだのは高校1年生のとき。2年生で初出場を果たした昨年のインターハイでは初戦負けとなったが、その悔しさをバネにして直後の全日本ジュニアで準優勝。V候補だった埼玉栄の渡邉/仁平を破るなど、高い実力を発揮した。今年3月の高校選抜は東北大会で後輩ペアに敗れて出場権を逃しているが、この夏は3年生としての意地を見せられるか。左右ペアの特徴を生かした攻撃で、頂点をめざす。

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