7月2日に開催された全日本実業団選手権(福井県・勝山市体育館ジオアリーナ)は、男女ともに準々決勝・準決勝が行なわれた。
男子で決勝に進んだのは、前回優勝チームのトナミ運輸と、日本リーグ2015覇者・日本ユニシス。トナミ運輸は準決勝で金沢学院クラブに3−0で快勝し、2年連続Vに王手をかけると、日本ユニシスは初の決勝進出をめざす日立情報通信エンジニアリングに苦戦。勝負は第3シングルスまでもつれる展開となったが、ここをなんとかしのいだ日本ユニシスが、2大会ぶりとなる決勝戦の切符をつかんだ。
女子は3連覇中の日本ユニシスが、準決勝で勢いのある北都銀行と対戦。第1ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が、北都銀行の成長株・松本麻佑/永原和可那に敗れる波乱もあったが、その後は苦しみながらも白星をつかんで3−2の辛勝。4連覇に王手をかけた。
もう一方の山では、再春館製薬所とヨネックスが準決勝で激突。再春館は福万尚子/與猶くるみ、山口茜が白星を奪い、ヨネックスは内藤真実/土井杏奈、今別府香里が勝って勝負の行方は第3シングルスに委ねられた。すると、再春館の伊東可奈が、鈴木温子の追撃を振りきって勝利。日本ユニシスとの決勝戦にコマを進めた。
2日の結果は以下の通り。
【男子】
▼準々決勝
トナミ運輸 3−0 大同特殊鋼
金沢学院クラブ 3−1 トヨタ自動車九州
日本ユニシス 3−0 宇部興産
日立情報通信E 3−0 三菱自動車京都
▼準決勝
トナミ運輸 3−0 金沢学院クラブ
日本ユニシス 3−2 日立情報通信E
▼決勝戦(7月3日)
トナミ運輸 – 日本ユニシス
【女子】
▼準々決勝
日本ユニシス 3−0 七十七銀行
北都銀行 3−0 ACT SAIKYO
再春館製薬所 3−0 岐阜トリッキーパンダース
ヨネックス 3−2 NTT東日本
▼準決勝
日本ユニシス 3−2 北都銀行
再春館製薬所 3−2 ヨネックス
▼決勝戦(7月3日)
日本ユニシス − 再春館製薬所