６月16日に BWF（世界バドミントン連盟）の世界ランキングが更新されており、スーパーシリーズ・オーストラリアOPの結果が反映された順位が発表された。この大会はリオ五輪前、最後のSSだったが、日本代表は女子ダブルスの福万尚子／與猶くるみがベスト４に入ったものの、その他の選手は上位進出を逃している。ここでは男女シングルスの世界ランキングについて紹介しよう。

【男子シングルス】

男子シングルスは、４月のマレーシアOP、アジア選手権、そして６月のインドネシアOPを制したリー・チョンウェイ（マレーシア）が、６月９日付の世界ランクで久々の１位に躍り出た。先週のオーストラリアOPには出場していなかったが、ポイントの増減がないためNo.１の座を守っている。

慣れ親しんだ王座をライバルに明け渡した諶龍（中国）は、２位にランクダウン。今年のスーパーシリーズは未だ優勝がなく、上位に進むも惜しい敗戦が続いてる。リオ五輪でのメダル獲得に向けては、立て直しが急務といったところだ。

３位には林丹（中国）が入り、以下、４位にビクター・アクセルセン、５位にヤン・O・ヨルゲンセン（デンマーク）が続く。先週のオーストラリアOPで優勝を飾ったH・K・ヴィテンフス（デンマーク）は２つランクを上げて10位へ。インドのスリカンス・Kも２つランクを上げて11位につけている。日本の佐々木翔はオーストラリアOPで久々のスーパーシリーズ８強に入り、６つランクを上げて22位にジャンプアップした。

【女子シングルス】

３〜４月にかけて３連続SS優勝を果たしたラチャノック・インタノン（タイ）に、一度首位を譲ったキャロリーナ・マリーン（スペイン）。しかし、すぐさま１位を奪い返すと、そのまま定位置をキープしている。２位、３位は王儀涵と李雪芮の中国３本柱の２人が固め、４位にはラチャノック・インタノン（タイ）が続いている。その他のトップ選手では、先週8位だったサイナ・ネワール（インド）が、オーストラリアOP優勝のポイントを加算して６位に浮上。日本の奥原希望は５位、山口茜は12位、佐藤冴香は13位としている。

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