6月5日(日)、東京都内で日本リーグの新名称発表会が行なわれた。今井茂満・大会委員長と池田信太郎・同アンバサダーによって発表された新名称は、「BADMINTON S/J LEAGUE」(バドミントン エスジェイ リーグ)。今年11月から17年2月にかけて行なわれる16年大会から採用される。
昨年、同実行委員会では一般から新名称の公募を行なった。計5442通の応募があり、「そのなかで多く使われていた『シャトル』『スマッシュ』『スピード』といった言葉からどれか一つを選ぶのではなく、頭文字の『S』をキーワードとして抜き取る形で反映させてもらいました」と、池田氏は「S」を採用した理由を明かした。
また「J」はジャパンの頭文字で、2つのアルファベットの間に入る「/(スラッシュ)」にも、「バドミントンのスピード感をより表すためのものとして、また他の競技団体のリーグ名と差別化を図る意味があります」と池田氏。なお、新名称をより浸透させるために「BADMINTON S/JAPAN LEAGUE」という表記も、あわせて用いていくという。
今井委員長は、「長く使うことになるこの名称で、いずれは野球やサッカーのリーグを超えたい」とビジョンを明かす。「J」を用いたことには、「中国やマレーシア、インドネシアといったアジアのバドミントン強豪国のリーグ戦を引っ張っていく存在になるということも視野に入れている」と付け加えた。
なお「BADMINTON S/J LEAGUE」として開催されるのは、これまでの日本リーグ1部のみで、これまでの同2部が今後「日本リーグ」として開催される(今年の開催は11月18~20日)。「BADMINTON S/J LEAGUE」「日本リーグ」とも男女8チームずつで争われるなど、運営方法などはこれまでと変わらない。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部