ニーハオ!
自分の国の言葉を話してもらうのは、うれしいものですね。海外に来て、外国人が日本語を話してくれることがこんなにうれしいのだと初めて知ったYです。
デンマークのエース・ビクターアクセルセンは、会見ではすべて中国語で話します。自国で毎日2・3時間は中国語の勉強をし、海外遠征中もアプリを使ってレッスンしているそう。
そんな彼がいるデンマークは準決勝で、中国の観客を味方につけました。相手はリー・チョンウェイ率いるマレーシア。そのチョンウェイにビクターは敗れましたが、続くトップダブルスも敗戦してデンマークは後がなくなります。しかし、前日の日本との準々決勝で勝負を決めたH・K・ビッテンフスがストレート勝ちすると、ベテランのクー/タンをラスムセン/アストルップが撃破。勢いそのままに、第3シングルスもストレートで勝利をもぎ取り、デンマークは、まるで優勝したかのような喜びに包まれました。
この逆転劇は、応援の力なくしてあり得なかったと思います。ビクター自身は勝利をつかめなかったものの、ある意味、エースとしての役割は果たしたといえるのではないでしょうか。デンマークは、2番手のヤン・O・ヨルゲンセンが出場しなかったなかでの勝利ですからね。
22日(日)の決勝は、8度の準優勝を経験するデンマークと、13回の優勝を誇るインドネシアが対戦。どんな戦いを繰り広げるのか、楽しみです。