5月21日(土)~25日(水)にわたり、埼玉県・さいたま市記念総合体育館において『2016年日本ランキングサーキット大会』が開催される。男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスの5種目が、それぞれ日本ランキング上位32名(ペア)によるトーナメント方式で実施される。
例年、日本ランキング上位のナショナル選手は国際大会の日程と重なるため、出場を見合わせるケースが多く、若手のアピールの場にもなるこの大会。今年もトマス杯・ユーバー杯が開催されているため、ほとんどのナショナルA代表は出場しないが、そのなかで注目されるのが、男子シングルスに出場する奈良岡功大(青森・浪岡中3年)だろう。
昨年、中学2年でこの大会に出場し1回戦敗退に終わったが、その後、国際大会などでも経験を積み、12月の全日本総合ではナショナルA代表の上田拓馬と接戦を演じた。今年はナショナルB代表に名を連ねており、“スーパー中学生”の戦いぶりに注目が集まる。1回戦の相手は、日本リーグ2部・東北マークスの堀川善生。試合は他の試合が予定通りに進めば、12:40前後のスタートとなる。
ここでは、大会を直前に控えた奈良岡功大の、大会の抱負を紹介しよう。
――大会への意気込みを。
「(少し考えて)頑張ります(笑)」
――去年は「出場できるだけで楽しみ」といっていましたが、自分の中で大会の位置づけは変わりましたか。
「勝ちたいです。勝ちたいし、負けたくないですけど、(相手は)大人なので、どうなるかわからないです。とにかくあきらめないで、全力で勝ちに行きたいと思います」
――去年は1回戦敗退でした。今年、具体的な目標はありますか。
「できれば上位に入りたいですけど、最初の試合を勝たないと話にならないので…。とりあえず一戦一戦、全力でやりたいと思います」
――この1年でとくに伸びたところは。
「なんだろうな…あまりないです(苦笑)。とりあえず、気持ちで負けないようにしたいです」
――観客に対して、「ここを見てもらいたい」というところは。
「全力でやっているところです」
取材日/5月18日 構成/バドミントン・マガジン編集部