5月19日に開催された世界国・地域別対抗戦トマス杯・ユーバー杯(中国・昆山)5日目は、男女決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。ここではユーバー杯の日本ダイジェストをお送りしよう。
【ユーバー杯ダイジェスト】
予選リーグでは強豪インドに辛勝しながらも、しっかり1位通過を決めた日本女子。準々決勝は抽選の結果、欧州の雄・デンマークとの対戦となった。
これまでダブルスを軸にポイントを重ねてきたデンマークに対し、日本はシングルス、ダブルスともに世界ランク上位選手を揃える布陣。
第1シングルスでは奥原希望が11本、18本で勝利してチームに勢いをつけると、第1ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が、相手のポイント源となる世界ランク5位のリターユール/ペデルセンをストレートで撃破。一気にポイントをつかんで王手をかける。
すると、第2シングルスの山口茜も格下となる相手を15本、11本で退けて勝利。日本が早々と準決勝の切符をつかんだ。
▼試合結果(準々決勝)
日本 3−0 デンマーク
奥原希望②〔21−11、21-18〕0●リーネ・ヤエスフェルト
奥原「試合前、茜ちゃんと『2人で絶対に勝とう』と誓い合いました。昨日の2ゲーム目は(相手に決められると)フリーズしてしまったのですが、今日は一球一球落ち着いてプレーしようと思っていたのがよかったと思います」
髙橋礼華/松友美佐紀②〔23−21、21−16〕0●リターユール/ペデルセン
髙橋「相手は身長が高いので、いつもだったら取られない球を取られたりして、最初は苦しんだ部分もありました。でも、自分たちの形で攻めることができれば勝てると思っていたので、それができたのでよかったです」
松友(写真右)「基本的に私は出だしが遅いのですが、やるのは久しぶりで1ゲーム目で競ってしまいました。インド戦で、勝つのは簡単じゃないっていうのをみんながわかったと思う。そういう意味では気を引き締められた試合だったので、今日の試合につなげられたと思います」
山口茜②〔21-15、21-14〕0●メッテ・ポールセン
山口「昨日より自分のデキはよかったと思います。1ゲーム目も2ゲーム目も相手に先行されましたが、冷静にできました。昨日の試合が終わってみんなでご飯に行ったときに、『もっと思い切ってやればいいよ』といってもらって、気持ち的に楽に挑めました」
▼準決勝の対戦カード
中国 – インド
日本 – 韓国