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【大会結果】福万&與猶が2時間の熱戦を制す! アジア選手権

4月29日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

 

日本選手は、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士が、近況絶好調の勢いをそのままに、インドネシアペアを下してベスト4に入った。

女子ダブルスでは髙橋礼華/松友美佐紀が貫禄の勝利を挙げて準決勝に進出。福万尚子/與猶くるみも、中国の駱贏/駱羽(中国)と2時間近い激戦をモノにして同じく準決勝に勝ち進んでいる。上位をねらった女子シングルスの奥原希望は、地元の王儀涵(中国)に、佐藤冴香は成池鉉(韓国)に敗れともに8強止まりとなった。

このほかでは、男子シングルスの林丹、諶龍、田厚威(中国)、リー・チョンウェイ(マレーシア)の4人がベスト4入り。女子シングルスも李雪芮、王儀涵(中国)、サイナ・ネワール(インド)、成池鉉(韓国)ら実力者が上位に勝ち進んでいる。

 

準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

 

【男子シングルス】

林丹(中国)②〔21−15、21−11〕0●李東根(韓国)42分

リー・チョンウェイ(マレーシア)②〔21−16、21−18〕0●周天成(台湾)49分

諶龍(中国)②〔21−16、21−14〕0●トミー・スギアルト(インドネシア) 50分

田厚威(中国)②〔21−15、19−21、21−16〕1●王子維(台湾)66分

 

▼準決勝

林丹(中国) − リー・チョンウェイ(マレーシア)

諶龍(中国) − 田厚威(中国)

 

【女子シングルス】

サイナ・ネワール(インド)②〔21−16、21−19〕0●王適嫻(中国)56分

王儀涵(中国)②〔8−21、21−13、21−19〕1●奥原希望81分

奥原「第2ゲームからカウンターをねらわれたのに、自分から先にいってしまった。相手の出方をもう少し見てもよかったかなと思います。最近はどの選手も私のプレーに対応してきているので、簡単には勝たせてもらえない。でも、(負けはしたが)試合勘をしっかり取り戻せたので大会としてはよかったし、やるべきことはクリアできたと思う。あそこまで競ったら、最後の最後は流れの部分もあるので。

(今回は)課題もはっきり見えたので、そこを五輪に向けてつぶしていくだけです。そうしたらパフォーマンスをもっと上げられると思います。その課題は、後半に決めきれなかったところ。相手が転んでいるのに、チャンスで決められずラリーが続いてしまい、最後はこちらがミスをした場面がありました。そこを決めきれたら勝てたかな。決める力をしっかり養うことですね」

 

李雪芮(中国)②〔21−17、21−19〕0●戴資穎(台湾)36分

成池鉉(韓国)②〔21−15、16−21、21−13〕1●佐藤冴香84分

 

▼準決勝

李雪芮(中国) — 成池鉉(韓国)

王儀涵(中国) − サイナ・ネワール(インド)

 

【男子ダブルス】

柳延星/李龍大(韓国)②〔21−11、18−21、21−18〕1●劉小龍/邱子翰(中国)73分

劉雨辰/李俊慧(中国)②〔21−17、16−21、21−12〕1●陳宏麟/王齊麟(台湾)45分

傅海峰/張楠(中国)②〔21−17、21−18〕0●高成炫/申白喆(韓国)44分

園田啓悟/嘉村健士②〔21−18、17−21、21−16〕1●フェルナルディ/スカムルジョ(インドネシア)71分

園田「終盤は(相手に)上げられてきつかったです。そういったとき、自分たちがどういう球を出すかが課題ですね。今日は我慢をしてつないでいけたと思います。(準決勝の相手は)全英OPではファイナル勝負で競ることができた。上げてこられると思うが、そういったところでもミスをせず、我慢していけば勝ちもあるかなと思います」

嘉村「長いラリーを取れなかったのが苦戦の理由です。ああいうのを取れたら2、3点ついてくるものですし、それができず苦しんだと思います。(次の相手とは)全英OPでいい試合ができた。上げられたらしっかり我慢して、(得意の)ドライブ勝負に持っていきたい。向こうもドライブでやってくる場面もきっとあるので、そのときに絶対ポイントを取りたいですね」

 

 

▼準決勝

傅海峰/張楠(中国) — 劉雨辰/李俊慧(中国)

園田啓悟/嘉村健士 − 柳延星/李龍大(韓国)

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−12、21−15〕0●プッティタ/サプリシリー(タイ)38分

高橋「2月のアジア団体戦選手権でファイナル18点で勝った相手なので、警戒はしていました。でも、思ったよりも自分たちのいいところを出せたかな。五輪はほぼ決まっているので、ケガをしないことが大事だと思います。その中で一番いい結果が出たらいい」

松友「タイのペアは昨日(2回戦)が勝負どころだったはず。だから今回は昨日ほどの勢いがなかったと思います。前回対戦したときは相手がオセオセで、私たちがそれに合わせてしまい苦しんでしまった。今回は相手が打ちたいタイミングを外すように、リズムを一定にしないようにと心がけて、崩していけました」

 

マヘスワリ/ポリイ(インドネシア)②〔21−13、11−21、21−18〕1●鄭景銀/申昇瓚(韓国)82分

張藝娜/李紹希(韓国)②〔21−18、21−10〕0●田卿/趙蕓蕾(中国)45分

福万尚子/與猶くるみ②〔22−20、18−21、21−14〕1●駱贏/駱羽(中国) 117分

福万「ただ負けたくないという一心。1本ずつ頑張った結果で、勝利をもぎ取れてよかったです。熊本の震災があって、そのためにという思いが最初は強すぎていい試合ができていなかった。何をしに来ているのか明確にして、いい結果を出したら、自然と熊本の人にもよろこんでもらえると思った。今はやることをやるだけです」

與猶「ここまで来たら後はやるだけですね。気持ちで負けないというだけ。熊本でもみんな頑張っている。自分たちも負けられない思いがあります。熊本の人の支えも今の私たちの力になっています。五輪の出場はここで決まると思うし、チャンスがないことはないので、あとは全力で頑張るだけです」

 

▼準決勝

髙橋礼華/松友美佐紀 – 張藝娜/李紹希(韓国)

福万尚子/與猶くるみ — マヘスワリ/ポリイ(インドネシア)

 

【混合ダブルス】

張楠/趙蕓蕾(中国)②〔21−14、21−10〕0●金基正/申白喆(韓国)30分

高成炫/金荷娜(韓国)②〔21−18、21−16〕0●魯愷/黄雅瓊(中国)38分

申白喆/蔡侑玎(韓国)②〔21−14、21−18〕0●ボディン/サビシリー(タイ)36分

アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔21−16、21−15〕0●催率圭/嚴惠媛(韓国)38分

 

▼準決勝

張楠/趙蕓蕾(中国) − 高成炫/金荷娜(韓国)

申白喆/蔡侑玎(韓国) − アーマド/ナトシール(インドネシア)

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