日本バドミントン協会は4月10日、違法カジノ店で賭博行為を行なっていたNTT東日本の男子選手の処分を発表した。
同日に臨時理事会を開催し、賭博行為に関わった8選手の処分を検討。その後の会見で、銭谷欽治専務理事が各選手の処分を発表した。
賭博行為を誘引したとされる田児賢一は、協会の倫理規定にある6段階の処分内容で最も重い「除名処分(永久追放に相当)」は免れたが、2番目に重い「無期限の登録抹消」の処分が下された。これにより、田児は日本で開催される各種大会の出場ができなくなった。
日本 A代表で世界ランク2位の桃田賢斗は「日本代表選手の指定解除・無期限の競技会出場停止」。これで出場権を確実にしていたリオ五輪の道は、事実上断たれることになった。また、日本協会登録は継続されているが、国内大会への出場は無期限で停止となっている。
このほか、日本B代表の古賀輝は「日本代表選手の指定解除・1年間の競技会出場停止」となり、残り5名(引退選手を含む)に関してはそれぞれ「6カ月間の競技会出場停止」の処分が下された。