４月８日に開催されたマレーシアOP（シャー・アラム／SSP）４日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

日本選手は女子ダブルスの松尾静香／内藤真実が中国選手に勝利。相手は15年世界選手権優勝の田卿／趙蕓蕾（中国）だったが、松尾／内藤は第１ゲームを19本で先制。第２ゲームは失ったものの、第３ゲームは失速する相手を一気に突き放して10本に抑えてみせた。松尾／内藤は１回戦に続いて中国選手から勝利を奪っている。

同じく女子ダブルスに登場した髙橋礼華／松友美佐紀は、全英OP決勝で争った於洋／唐淵渟（中国）と対戦。ファイナルゲームにもつれた接戦は、先にリードを許した髙橋／松友が後半に猛追するも、最後は相手に振り切られて敗れている。

男子ダブルスの早川賢一／遠藤大由は韓国のエース・柳延星／李龍大（韓国）と激闘を演じた。第１ゲームを日本、第２ゲームを韓国が分け合い、ファイナルゲームに突入。前半は韓国ペアが先に抜け出し最大５点差のリードを作ったが、早川／遠藤も一歩ずつ詰めて16−16に。さらにここから１ポイントずつ奪い合う接戦となり、先にマッチポイントをつかんだのは日本ペア。しかし、勝負所で日本ペアのミスが目立ち、最後は柳延星／李龍大が逆転勝利。世界ランク１位のペアにあと一歩まで迫った早川／遠藤だったが、惜しくもベスト４止まりとなった。

このほか、男子シングルスではリー・チョンウェイ（マレーシア）、諶龍（中国）らが勝利を挙げてベスト４に進出。林丹（中国）はヤン・O・ヨルゲンセン（デンマーク）に敗れて８強止まりとなった。また、女子シングルスもサイナ・ネワール（インド）、戴資穎（台湾）ら世界ランク上位の選手が勝ち残っている。

 

準々決勝の結果は以下の通り。

 

【男子シングルス】

クリスティナ・ヨナタン（インドネシア）②〔21−19、21−19〕０●ラジフ・オーゼフ（イングランド）41分

ヤン・O・ヨルゲンセン（デンマーク）②〔21−17、21−4〕０●林丹（中国）32分

諶龍（中国）②〔21−16、21−16〕０●田厚威（中国）46分

リー・チョンウェイ（マレーシア）②〔21−14、21−13〕０●ビクター・アクセルセン（デンマーク）41分

 

【女子シングルス】

ラトチャノック・インタノン（タイ）②〔21−７、21−８〕０●シンデュ・P.V.（インド）29分

王儀涵（中国）②〔21−13、21−15〕０●キャロリーナ・マリーン（スペイン）38分

サイナ・ネワール（インド）②〔19−21、21−14、21−14〕１●ポンチップ・プラナパラサラッス(タイ)58分

戴資穎（台湾）②〔21−14、21−14〕０●王適嫻（中国）37分

 

【男子ダブルス】

柳延星／李龍大（韓国）②〔18−21、21−14、22−20〕１●早川賢一／遠藤大由76分

洪煒／柴飈（中国）②〔21−16、21−19〕０●高成炫／申白喆（韓国）33分

金基正／金沙朗（韓国）②〔15−21、21−19、21−17〕１●傅海峰／張楠（中国）64分

ピーターセン／コールディング（デンマーク）②〔21−8、17−21、21−17〕１●セティアワン／アッサン（インドネシア）50分

 

【女子ダブルス】

マヘスワリ／ポリイ（インドネシア）②〔21−16、18−21、21−18〕１●張藝娜／李紹希（韓国）71分

松尾静香／内藤真実②〔21−19、18−21、21−10〕１●田卿／趙蕓蕾（中国）58分

鄭景銀／申昇瓚（韓国）②〔21−17、21−17〕０●陳清晨／賈一凡（中国）39分

於洋／唐淵渟（中国）②〔14−21、21−17、21−18〕１●髙橋礼華／松友美佐紀61分

 

【混合ダブルス】

チャンPS／ゴーLY（マレーシア）②〔21−18、20−22、21−17〕１●プアバラヌクロ／サプシリー（タイ）69分

ニールセン／ペデルセン（デンマーク）②〔14−21、21−18、21−7〕１●高成炫／金荷娜（韓国）56分

アーマド／ナトシール（インドネシア）②〔21−17、21−14〕０●C・アドコック／G・アドコック（イングランド）35分

張楠／趙蕓蕾（中国）②〔21−15、21−12〕０●クリスナンタ／ネオ（インドネシア）28分