3月25日に全国高校選抜が山形県鶴岡市で開催された。大会初日は団体戦が行なわれ、男女ともにベスト8が出揃った。明日26日は団体戦の準々決勝から決勝までが行なわれる。
【男子ダイジェスト】
男子は波乱の展開が待っていた。昨年度の優勝校・東大阪大柏原が、10年ぶりに選抜出場を果たした香川中央に敗れ16強止まり。勝利を挙げた香川中央・二宮監督は「これまで競り負けることの多かった第1ダブルスがしっかり勝って、勢いに乗れたのが大きかった」と笑顔。また、全日本ジュニア単複3位の山下恭平が率いる水島工業も、九州第2代表の日章学園に2−3で惜敗。熱戦をモノにした日章学園・武末監督は「正直、水島工戦は厳しいと思っていましたが、高岡第一戦も含めて、選手たちは自分自身を信じて、意識高く、最後まであきらめずにプレーしていた」と、健闘を見せた選手を賞賛した。
そのほかでは、埼玉栄、富岡・ふたば未来学園、八代東、比叡山などが順当に勝利。接戦を切り抜けた聖ウルスラ学院英智、日章学園、そして自由ケ丘が準々決勝に勝ち進んでいる。
▼準々決勝
埼玉栄(埼玉) — 比叡山(滋賀)
日章学園(宮崎) — 聖ウルスラ学院英智(宮城)
八代東(熊本) — 富岡・ふたば未来学園(福島)
自由ケ丘(福岡) — 香川中央(香川)
【女子ダイジェスト】
女子は上位常連校が8強に進出した。V候補とされた青森山田、富岡・ふたば未来学園、埼玉栄が3−0のストレートで連勝。「(緒戦から)勢いよく勝つことができてよかった」とは青森山田の藤田監督。ディフェンディングチャンピオンらしく堂々とした戦いぶりだったが、「春はどの学校も横一線。今回も力が均衡している」と、春2連覇&3季連続Vに向けて気を引き締めた。
初日の大一番となったのが、九州国際大付と聖ウルスラ学院英智の名門対決。8強入りをかけた戦いは大接戦となり、勝敗は第3シングルスまでもつれる展開に。すると、最後はファイナル勝負を抜け出した九国が競り勝ち、ベスト8進出を果たした。
このほか、西武台千葉、金沢向陽、園田学園、倉敷中央ら各ブロック予選1位の実力校が準々決勝に進出している。
▼準々決勝
青森山田(青森) — 倉敷中央(岡山)
西武台千葉(千葉) — 九州国際大付(福岡)
金沢向陽(石川) — 園田学園(兵庫)
埼玉栄(埼玉) — 富岡・ふたば未来学園(福島)