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【SSP】林丹が4年ぶりのV奪還に視界良好! 全英OPハイライト

3月11日に開催された全英OP(バーミンガム・SSP)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、男女シングルスの戦況を紹介しよう。

【男子シングルス】

優勝候補筆頭とされたリー・チョンウェイ(マレーシア)が1回戦で姿を消し、続く2回戦では前回覇者・諶龍(中国)が同国の後輩にファイナルゲームで敗れた。そんな波乱の男子シングルスで勝ち残っているのは、林丹、田厚威、薛松の中国3選手に加え、H・K・ヴィッテンフス(デンマーク)の4人だ。経験豊富な林丹は2回戦で日本の佐々木翔を破ると、準々決勝ではヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)との接戦を先に抜け出した。準決勝の相手は諶龍を破った薛松。桃田賢斗、ビクター・アクセルセン(デンマーク)と同世代の若手期待の選手だが、ここは経験豊富な林丹が有利といえそう。仮に林丹(中国)が全英OPで優勝すると、12年大会以来4年ぶり6度目の戴冠となる。

林丹(中国)
H・K・ヴィッテンフス(デンマーク)

【女子シングルス】

準々決勝には、世界ランク10位以内の選手がズラリと並んだ。そんな群雄割拠の女子を勝ち抜いているのが、キャロリーナ・マリーン(スペイン)、王適嫻(中国)、戴資穎(台湾)、そして奥原希望だ。それぞれ準々決勝では強敵を撃破してのベスト4進出。誰が勝ってもおかしくない混戦なだけに、あとは当日のコンディションや運が勝負の行方を左右するだろう。奥原は世界ランク1位のマリーンと対戦するが、昨年末のSSファイナルでは勝利を飾っており、奥原にも十分勝機はある。得意のねばり強さを発揮して、全英初の決勝進出をねらいたい。

キャロリーナ・マリーン(スペイン)
奥原希望
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