２月７日に国内最高峰のリーグ戦『日本リーグ2015』第10日が、青森県黒石市・埼玉県深谷市で行なわれた。男女ともに優勝をねらう上位チームが登場し、男子は日本ユニシスがトナミ運輸を破ってリーグ優勝に王手をかけた。
女子は日本ユニシスと再春館製薬所（以下、再春館）がともに白星をつかみ、５連勝をキープした。日本ユニシスと再春館の直接対決は、13日に東京・代々木第二体育館で行なわれる。全勝同士の大一番は、大いに盛り上がりそうだ。
ここでは青森大会の試合結果を紹介しよう。
【青森大会】
男子はNTT東日本と日立情報通信エンジニアリングが対戦。逆転優勝のためには負けが許されないNTT東日本は、日立情報通信Eを３−０のストレートで破り、リーグ成績を４勝１敗とした。
NTT東日本は第１ダブルスに小松﨑佑也／星野翔平を起用すると、12本14本のストレートで快勝。するとシングルスに出場した桃田賢斗が、日立情報通信Eの松川直弘を、こちらも２−０のストレートで退けて早々とチームの勝利を手にした。また、第２ダブルスの古賀輝／齋藤太一（内定選手・早稲田大）も勝利を飾っている。
敗れた日立情報通信Eは２勝３敗となり、Aクラス入りに暗雲が漂うことに。次戦はトナミ運輸（13日）、東北マークス（14日）との対戦になるため、なんとか勝利を手にして上位浮上をねらいたい。
女子は再春館と北都銀行が対戦。勝敗の行方が第２ダブルスまで持ち込まれた接戦は、再春館がなんとか制して全勝をキープした。
第１ダブルスは北都銀行の米元小春／田中志穂が、今季リーグ戦で無敗の再春館・福島由紀／廣田彩花を17本18本のストレートで下す活躍。強敵相手に貴重な一勝をもぎ取り、後続に勝利を託した。
しかし、再春館・峰歩美と北都銀行・川上紗恵奈のシングルス勝負は、峰に軍配が上がる。第１ゲームこそ川上が22−20で接戦をモノにしたが、第２ゲームは峰が12本で奪取。さらに第３ゲームも峰が先行し、終わってみれば10本で抑えて逆転勝利。第２ダブルスにつないだ。
そして再春館・福万尚子／與猶くるみと北都銀行・松本麻佑／永原和可那の試合は、両者譲らぬ白熱した展開に。第１ゲームは昨年の全日本総合準優勝の福万／與猶が制すも、第２ゲームは松本／永原が取り戻し１−１のイーブンに。さらにファイナルゲームも終盤までもつれたが、最後は福万／與猶が意地で押し切って勝利。苦しい戦いを制した再春館が５連勝を飾り、初優勝に向けて一歩前進した。
一方、上位チームに堂々と渡り合った北都銀行のリーグ成績は３勝３敗に。次戦のACT SAIKYO戦で、勝ち越しとなる４勝目をねらう。
▼男子
NTT東日本［４勝１敗］ ３−０ 日立情報通信エンジニアリング［２勝３敗］
小松﨑佑也／星野翔平②〔21−12、21−14〕０●山村駿介／塚本好喜
桃田賢斗②〔21−16、21−15〕０●松川直弘
古賀輝／齋藤太一②〔21−14、21−15〕０●大嶋一彰／山﨑裕太
▼女子
再春館製薬所［５勝０敗］ ２−１ 北都銀行［３勝３敗］
福島由紀／廣田彩花●０〔17−21、18−21〕②米元小春／田中志穂
峰歩美②〔20−22、21−12、21−10〕１●川上紗恵奈
福万尚子／與猶くるみ②〔21−16、18−21、21−19〕１●松本麻佑／永原和可那
