1月31日に開催された日本リーグ2015第9日は、宮城県仙台市、神奈川県平塚市、熊本県熊本市で行なわれた。ここでは仙台大会、平塚大会の試合結果を紹介しよう。
【仙台大会】
男子は地元・東北マークスとトリッキーパンダースが対戦。上位浮上をねらうトリパンがねばる東北マークスを制して、リーグ戦を3勝2敗とした。
第1ダブルスはトリパンの井谷和弥/リャオ・ミン・チュンが2−0のストレートで制すも、シングルスは地元で負けられない東北マークス・堀川善生が意地を見せ、ファイナル勝負をモノにし1−1のタイに持ち込む。
第2ダブルスは東北マークスの鈴木大裕/藤巻嵩寛が第1ゲームを先取したが、後半で盛り返したのはトリパンの高階知也/米田健司。第2ゲームを10本で奪い取ると、第3ゲームも7本に抑えてチームの白星に貢献した。
女子はヨネックスが岐阜トリッキーパンダースを破って3勝2敗とした。
全日本総合シングルス2位の佐藤冴香や同大会ダブルス4強の内藤真実を欠くヨネックスだったが、総合力で岐阜トリパンを3−0で押し切る。とくにダブルス陣は第1ダブルスの土井杏奈/鈴木温子、第2ダブルスの早田紗希/櫻本絢子がファイナル勝負の接戦をつかみ取ったのが大きかった。
逆に岐阜トリパンは、第1ダブルスの程文欣/松田蒼で勝ち切れなかったことが後半に響いた。黒星を喫し1勝4敗となり、最下位争いから抜け出すためには残り2戦での勝利が必須となった。
会場/青葉体育館
【平塚大会】
男子は地元の日立情報通信エンジニアリングが金沢学院クラブを破り、2勝2敗とした。
第1ダブルスは、最下位争いから抜け出したい金沢学院クラブの伊東克範/小林晃が勝利を挙げて先制パンチ。しかし、地元勝利をめざす日立情報通信Eがここから巻き返す。シングルスの丸尾亮太郎が2−0のストレートで宮本樹希を破ると、第2ダブルスの山村駿介/塚本好喜が14本9本で完封し見事に逆転勝ち。チームの2勝目を手にした。
女子は日本ユニシスが、勢いのある北都銀行を退けて4勝目を手にした。
第1ダブルスは、日本王者の髙橋礼華/松友美佐紀が全日本総合4強の米元小春/田中志穂をファイナルゲームで下す。すると、シングルスはチームの絶対エースとなった奥原希望が、北都銀行の内定選手・川上紗恵奈(富岡高3年)を11本11本に抑えて完勝。白星をがっちりつかんだ日本ユニシスが、優勝に向けて大きく前進した。
一方、北都銀行はこの敗戦で3勝2敗としたが、第2ダブルスの松本麻佑/永原和可那が篠谷菜留/東野有紗から白星を奪い、なんとか一矢報いた。
会場/トッケイセキュリティ平塚総合体育館
▼男子
トリッキーパンダース[3勝2敗] 2−1 東北マークス[0勝5敗]
井谷和弥/リャオ・ミン・チュン②〔22−20、21−14〕0●大田圭祐/藤原達矢
福田春樹●1〔18−21、22−20、15−21〕②堀川善生
高階知也/米田健司②〔12−21、21−10、21−7〕1●鈴木大裕/藤巻嵩寛
日立情報通信エンジニアリング[2勝2敗] 2−1 金沢学院クラブ[1勝5敗]
大嶋一彰/山﨑裕太●1〔23−21、18−21、14−21〕②伊東克範/小林晃
丸尾亮太郎②〔21−8、21−10〕0●宮本樹希
山村駿介/塚本好喜②〔21−14、21−9〕0●吉森司/神田遼
▼女子
ヨネックス[3勝2敗] 3−0 岐阜トリッキーパンダース[1勝4敗]
土井杏奈/鈴木温子②〔25−23、19−21、21−14〕1●程文欣/松田蒼
今別府香里②〔21−15、21−9〕0●橋詰有紗
早田紗希/櫻本絢子②〔16−21、21−12、22−20〕1●江藤理恵/山口ソヨカ
日本ユニシス[4勝0敗] 2−1 北都銀行[3勝2敗]
髙橋礼華/松友美佐紀②〔19−21、21−12、21−11〕1●米元小春/田中志穂
奥原希望②〔21−11、21−11〕0●川上紗恵奈
篠谷菜留/東野有紗●1〔8−21、21−12、22−24〕②松本麻佑/永原和可那