国内最高峰のリーグ戦「日本リーグ2015」は、2015年に行なわれた前半戦(10月31日〜12月27日)から約1カ月をあけて、後半戦に突入している。今年度のリーグ最終戦は2月13、14日(東京・代々木第二体育館)であり、各チームの試合数も残り3〜4試合となった。今後も白熱が予想されるリーグ戦だが、ここでは男子のリーグ状況を暫定順位から振り返る。
■日本リーグ2015 男子順位(1月26日時点)
1位 日本ユニシス 4勝0敗
2位 NTT東日本 3勝1敗
3位 トナミ運輸 2勝1敗
3位 JR北海道 2勝1敗
5位 トリッキーパンダース 2勝2敗
6位 日立情報通信E 1勝2敗
7位 金沢学院クラブ 1勝4敗
8位 東北マークス 0勝4敗
※チームによって試合数が異なるため暫定順位
※日立情報通信Eは日立情報通信エンジニアリング
トリパン、日立の逆襲なるか
日本リーグ2015も後半戦に入り、優勝争いを演じるチーム、Aクラス入りをねらうチーム、そして下位争いをするチームと、各チームの現状が見えてきている。
現在Bクラス(5位以下)に位置するチームにとって、なんとしてもまぬがれたいのはリーグ最下位だ。8位となったチームは、2月28日に行なわれる2部リーグ優勝チーム(三菱自動車京都)との入替戦が待っている。年々レベルが高まっている2部リーグに降格すると、そう簡単には1部に昇格できない。それだけに黒星が多いチームにとっては、是が非でも7位以上を確保したいのが本音だろう。星取りが接戦になるとマッチ率やゲーム率の差によって順位が変動するため、1試合・1ゲームでも多く奪い取ることが必要となってくる。
昨年3位のトリッキーパンダースは、2勝2敗で現在5位の位置にいる。日立、日本ユニシスに敗れはしたものの、トナミ運輸から奪った白星の価値は高い。2年連続トップ3への試練は続くが、これからの3戦で勝利を重ねれば上位浮上も不可能ではない。
日立情報通信エンジニアリングは1勝2敗と黒星が先行。残り4試合は金沢学院クラブ、NTT東日本、トナミ運輸、東北マークスとの対戦が待っており、下位チームにしっかり勝ち切ることがAクラス入りへのポイントとなりそう。
7位は金沢学院クラブ、8位には東北マークスが続く。金沢学院クラブは地元石川での東北マークス戦を制し、貴重な1勝をつかんでいる。すでに5試合を戦っており、残りは日立、日本ユニシス戦との2戦となった。最下位をまぬがれるかどうかは、日立との勝敗が鍵となりそうだ。
一方の東北マークスは勝ち星がなく苦しい状況だが、上位チームとの対戦はすでに消化している。今後はトリパン、JR北海道、日立との対戦となり、ここで1勝をつかむことが入替戦回避のための最低条件。残り3戦での巻き返しとなるか、こちらの勝負駆けにも注目だ。