1月24日開催されたマレーシアマスターズ(ペナン・GPG)の決勝を見事制し、今季初戦で優勝を飾った髙橋礼華//松友美佐紀が25日の早朝、成田空港に帰国した。
髙橋/松友は沖縄での厳しいトレーニング合宿の疲れが癒えぬままに臨んだリオデジャネイロ五輪イヤー初戦だったが、決勝では、破竹の勢いで好成績を残している於洋/唐淵渟(中国)にストレート勝ち。
髙橋は「相手はペアを組み始めてからGPGですべて優勝し、スーパーシリーズでも(同じ中国で15年世界選手権優勝の)田卿/趙蕓蕾にしか負けていない。その2人を止めたいと思っていたので、それができたのが優勝よりもうれしい。自信になった」と振り返った。
髙橋/松友は於洋/唐淵渟に過去0勝1敗で、前回対戦は松友がヨネックスOPジャパンでのネンザから復帰して間もない昨年11月の中国OP決勝だった。「当時は強い人とやるのが久々だったのでまずまずの試合ができた。今回は、その時よりもいい試合ができると思っていた」と松友。
第1ゲームで風上をチョイスし、積極的に攻め込むことで主導権を握った。ドライブで押し負けず、むしろ先手、先手で仕掛けることに成功し、2ゲーム以降もその勢いを保ちストレートで押し切った。
髙橋/松友は準決勝で中国の若手ペアを一蹴しており、松友は「若手とはいえ、初めて中国ペアに対して『あんまり(強くはないな)』と思えた」と自身の成長も実感できた。リオデジャネイロ五輪イヤーは、これ以上ない滑り出しとなった。
お詫びと訂正/昨日掲載した本稿のなかで「中国代表引退を表明したとされる馬晋」という内容がありましたが、未確定だったため削除しました。お詫びして訂正いたします。