1月23日に開催された日本リーグ2015第7戦の町田大会では、男子の部で日本ユニシスとNTT東日本の強豪チーム同士が対戦した。大一番となった勝負は日本ユニシスが2−1でNTT東日本を破り、4連勝を飾った。ここでは、早川賢一、井上拓斗/金子祐樹、桃田賢斗、坂本修一日本ユニシス監督のコメント、そして女子の部で勝利を収めた日本ユニシスの奥原希望のコメントを紹介しよう。
早川賢一(日本ユニシス・手前/第1ダブルスで勝利)
「沖縄合宿の筋肉痛が取れていない状況だったので、今日の試合はめちゃくちゃキツかったです。相手(古賀/齋藤)はナショナルBのペアでしたし、しっかり前日から対策を練っていたのがよかったと思います。沖縄合宿では、想像以上にキツイトレーニングを積んだので、自信がつきましたね。試合の中でスピードを上げても持続できるようになったし、『ラリーが長くなっても大丈夫』と思えるようになりました」
桃田賢斗(NTT東日本・シングルスで勝利)
「沖縄合宿の疲れがあって、序盤は探り探りで苦しい展開になってしまいました。勝たなきゃいけない試合でしたが、主導権を相手に握られたなかでも勝ちにつなげられたのは成長したところかなと思います。沖縄合宿で得たものは、自分に負けない気持ち。キツイところから1歩2歩、足を出せるようになったのが収穫かなと思います。ファイナルゲームの前半は息が上がって動けないような状況でしたが、そういうなかでも沖縄合宿の成果が出て相手がミスしてくれたんじゃないかなと思います。正直…今日の試合は気が抜けていた部分があったかもしれません。でも、目が覚めました。次の試合は気持ちも体も準備して、もっときっちりやりたい」
「(試合中に先輩の田児からアドバイスをもらったことに対して)田児先輩は相手を見る力が本当にすごい。ファイナルゲームはアドバイス通りやったら勝てた感じです。最近は田児先輩とチームで練習することも増えましたが、モチベーションが上がって来ているのかなって感じたので、早く戻って来てほしい。そして、復活した先輩を倒したいなと思っています」
金子祐樹(日本ユニシス・奥/第2ダブルスで勝利)
「1ゲーム目をデュースで取れたのが大きかったです。今日の試合は連続得点を取られた場面も、連続得点しているときも話し合ってプレーすることができたのがよかったかなと思います。僕らは団体戦での勝負強さが“売り”。日本リーグでは、このペアでチームに貢献したのは今回が初めて。お客さんには、僕らの勢いだったり、気合いの入ったプレーを見てほしいです」
井上拓斗
「今大会はかなり前から自分たちが出るのがわかっていたので、しっかり準備できたのがよかった。1ゲーム目は緊張しましたが、充実した試合ができたかなと思います。昨年末(12月23日)の日立情報通信エンジニアリング戦で負けて、そこから2人でコミュニケーションを多く取るようにして、ちょっとしたことでも話し合うようになりました。今回の勝利で、日立戦の負けを払拭できたと思いたいけれど、まだ取り返したとはいえない。もっと貢献できるように普段の練習からしっかり取り組んで、早川先輩や遠藤先輩について行けるように頑張りたい。お客さんには、僕らのコンビネーションのよさや、左右ペア特有のプレーを見てほしいです」
坂本修一監督(日本ユニシス)
「相手は桃田選手がいるので、ダブルス勝負になるのはわかっていました。この試合に合わせていい準備ができたと思います。井上/金子ペアの勝利が大きかったですが、日立情報通信エンジニアリング戦で負けて、本人たちは相当悔しかったと思う。それから練習に対する取り組み方が変わりました。私自身も、悔しさをバネにやってくれるという期待もありました。チームは4勝目ですが、守りに入らず、次戦(2月7日)の相手のトナミ運輸にしっかり勝って全勝優勝したい。選手たちの気持ちを充実させて、挑戦したいと思います」
「昨年末の沖縄大会(12月27日)での調子があまりよくなかったので、今回どうなるか自分でもわからなかったです。チーム状況としても、髙橋/松友ペアが海外遠征だったので、もともと取らなきゃいけない1本でしたが、とくに今回は1本の重みがすごくあって…。ただ、いろいろなことを考えるとドンドン自分にプレッシャーがかかってしまうので、今年初めての試合ですし、まずは自分らしいプレーを出しきろうと思って臨みました。沖縄合宿の成果はまだ出てきていないので、これから出てきてほしい…と願うだけです(笑)」