皆さん、こんにちは!
編集部ブログ、担当は編集部・結です。
12月22日発売の『バドミントン・マガジン1月号』、チェックしていただけましたか? 1月号は、全日本総合選手権で初の日本一、スーパーシリーズファイナル(SSF)では日本人男子初の世界一に輝いた桃田賢斗選手(NTT東日本)が表紙です。
その桃田選手インタビューと、日本リーグ2015、そしてクラブ訪問(佐渡スクール)の取材を行なうべく、12月18日(金)~20日(日)の3日間、新潟県は佐渡島へ出張に行って参りました。何を隠そう、私は新潟県出身。「私が行かずに誰が行く!」…といわんばかりの意気込みで向かいました。
佐渡島での桃田選手人気は、やはりスゴかったです! SSF後、初の国内試合となった日本リーグにシングルスで登場した桃田選手。その世界一のテクニックに、観客の皆さんは酔いしれていました。練習時間の前後にはサイン攻め、そして試合後の帰りのバスのお見送りまで、桃田選手をはじめ、日本リーガーたちに瞳を輝かせていたファンの皆さんがとても印象的でした。
なんでも佐渡島では、バドミントンの全国区の大会が開催されるのは初めてとのこと。さらに、日本リーグが離島で開催されるのも初めてでした。まずは「船が無事に運行されるのか」と、佐渡の皆さんは大会直前まで眠れぬ夜を過ごされていたそう。ですが、先週末は天候に恵まれ、選手・スタッフ・関係者の方々全員が佐渡島へ到着しました(この時期の日本海は侮れず、大会前の週末は2週連続で欠航が続いていたため、私もハラハラドキドキでした)。
さて、佐渡島はどんなところかというと、面積は 855.3 km²で、離島では沖縄本島に次ぐ面積を誇ります。これは東京23区の約1.5倍、伊豆大島の約10倍。その大きさに、初めて訪れる人はまず驚かれるそうです。
人口は、約5万8600人。実はそのなかで、競技人口がもっとも多いのがバドミントンなのです! 佐渡島は、“スポーツの島として発展させたい”という思いから、長年の夢だった日本リーグ開催に至りました。20日に行なわれた日本リーグは、そんな島民の熱い思いが詰まった素晴らしい大会だったと思います。
たとえば試合前に、佐渡のトップジュニアが日本リーガーに試合をしてもらったり、選手入場の際には体育館の照明を落としてスポットライトで選手たちを照らしたり……。サッカーのJリーグのように、子どもと手をつないで入場していたのには驚きました。場内に特設されたスクリーンで行なった、各チームや協賛のコマーシャルや選手紹介なども、とても新鮮。どれもこれも、佐渡島が初めて全国区の大会を開催したとは思えません。
実は私も学生の頃、新潟県で開催された日本リーグを観戦したことがあります。新潟駅で選手たちとすれ違ったときのドキドキ感、会場で試合を見たときの興奮……鮮明に覚えています。子どもたちにとって、日本リーグ2015佐渡大会が一生の宝物になるのは間違いないですね。
佐渡島での取材の模様は、『バドミントン・マガジン2月号(1月22日発売予定)』にて掲載予定ですので、そちらもぜひチェックしてくださいね!
3日間、充実した取材をさせていただけたのは、佐渡島の方々をはじめ、関係者の皆さまの温かい御心遣いのおかげです。感謝申し上げます。
仕事以外の部分も、しっかり楽しんでしまいましたが…。