12月13日に開催されたスーパーシリーズファイナル（UAE・ドバイ）最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。日本は速報でもお伝えした通り、男子シングルスの桃田賢斗と女子シングルスの奥原希望が優勝。SS年間上位８強が参戦した大会で、見事世界の頂点に君臨した。
第３試合に登場した女子シングルスの奥原希望は、決勝戦でロンドン五輪銀メダリストの実績を持つ王儀涵（中国）と対戦。１ゲーム22—20で制した奥原は、第２ゲームで9-15とリードされながらも、じわじわと差を詰めて18-18の同点に持ち込む。すると、そこから３連続得点を奪い鮮やかな逆転勝ち。同種目では日本選手初となる優勝を飾った。
女子シングルスの奥原希望が優勝した直後の第４試合に登場した桃田は、ヨネックスOPジャパンで準優勝を飾ったビクター・アクセルセン（デンマーク）と対戦。同世代のライバルに対し、桃田は第１ゲーム15点で奪うと、第２ゲームも序盤から一気に相手を突き放し21−12のストレートで快勝。男子シングルスで日本選手初の優勝をつかんでいる。
その他の種目では、男子ダブルスで今年の世界選手権を制したセティアワン／アッサン（インドネシア）が中国の洪煒／柴飈をファイナルゲームの末に下して優勝。女子ダブルスはデンマークのリターユール／ペデルセン（デンマーク）が第３ゲームに途中キケンし、準決勝で髙橋礼華／松友美佐紀に勝っている駱贏／駱羽（中国）のVが決まった。混合ダブルスはイングランドのC・アドコック／G・アドコック夫妻が、イングランド選手としては久々にビッグトーナメントでの優勝を果たしている。
決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−15、21−12〕０●ビクター・アクセルセン（デンマーク）38分
【女子シングルス】
奥原希望②〔22−20、21−18〕０●王適嫻（中国）63分
【男子ダブルス】
セティアワン／アッサン（インドネシア）②〔13−21、21−14、21−14〕１●洪煒／柴飈（中国）53分
【女子ダブルス】
駱贏／駱羽（中国）②〔14−21、21−9、14−4、キケン〕●リターユール／ペデルセン（デンマーク）54分
【混合ダブルス】
C・アドコック／G・アドコック（イングランド）②〔21−14、21−17〕０●高成炫／金荷娜（韓国）37分