全日本総合(東京・代々木第二体育館)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、女子シングルスに出場した選手のコメントを紹介しよう。
奥原希望(日本ユニシス)
【大堀彩(NTT東日本)に2−0で勝利】
「ナショナルA代表として4強が最低限のノルマだと思っていました。そこに向けて、今日の試合の入り方はよかったと思います。相手の球もよく見えていたし、自分の足もしっかり動けていました。大堀選手は左利きで上からのショットがキレイだし、ネット前でのフェイントの技術も多彩。でも、自分の長所は足を使った長いラリーなので、相手のショットをひろっていけたことで上回ったのはよかったと思います」
山口茜(勝山高)
【川上紗恵奈(富岡高)に2-0で勝利】
「今日は相手のミスに助けられた部分も大きかったと思いますが、2ゲーム目の最後はしっかり我慢してプレーできて、2ゲームで終われてよかったです。全日本総合で高校生との対戦でしたが、インターハイとかでもあまり相手が高校生だからと考えたことはなかったので、今日もいつも通りの気持ちでできました。国際大会では、まだ自分が追いかける展開のほうが多いですし、頑張ってやっと競れるという感じなので、競ったときに引くのではなくて、そこでさらに(攻めて)いこうという気持ちが持てていると思います」
佐藤冴香(ヨネックス)
【三谷美菜津(NTT東日本)に2-0で勝利】
「相手はナショナルA代表なので、強いことは重々わかっていました。挑戦者の気持ちで臨むことによって、緊張なく自分のできるプレーをしっかり出せたかなと思っています。初めてベスト4への壁を破れたので、そこはすごくうれしいんですけど、まだあと2試合あります。明日は山口選手と当たりますが、先週のマカオOPでファイナル21-23で負けているので、次はリベンジできるように頑張りたいです」
今別府香里(ヨネックス)
【橋本由衣(NTT東日本)に2−0で勝利】
「簡単なミスはあまりなくやれたけど、自分の球が低かったり、短かったりして相手に攻められた場面はあったかなと思います。でも、いつもならそれが続いてしまい悪い流れになることが多いけど、今日はいい感じに開き直ってやれました。相手がナショナルだから、という気持ちもなくて、目の前の試合をやるだけ。悔いなくやろうという気持ちが、力を出し切れた理由だったと思います」
三谷美菜津(NTT東日本)
【佐藤冴香(ヨネックス)に0−2で敗戦】
「落ち着いて試合に入れたけども、体がついてこなかったです。自分の力を出し切れなかったところで、悔いが残ってしまいました。今日は負けてしまったけど、これから試合は続くので、気持ちを切り替えて、今後はしっかり自分の力を出せるようにしたい」