11月30日(月)、大会会場である代々木第二体育館にて全日本総合選手権の記者会見が行なわれた。前回大会優勝者を中心に、今大会活躍が期待される5選手が参加。意気込みや、日本一にかける思いなどを紹介する。
※前回大会優勝の山口茜(勝山高3年)、福万尚子&與猶くるみ(再春館製薬所)はマカオOPからの帰国が30日夜のため欠席
■佐々木翔(トナミ運輸)
男子シングルス/07年、14年優勝
日本ランキング3位/世界ランキング27位
「今大会は“自分に挑戦する気持ち”で戦いたい。余裕もないし、どれだけできるかわからないが、1試合でも多く試合ができるようにしたい。オリンピックレース前半ではあまりポイントを取れておらず、この大会が世界ランキングに反映されるわけではないが、いい試合ができれば後半戦につながるはず。そういう意味でも、持っている力を出すことはすごく大事。桃田には練習相手になってもらうことも多いので、それにふさわしいプレーをしたい」
■桃田賢斗(NTT東日本)
男子シングルス/13年3位、14年2位
日本ランキング1位/世界ランキング5位
「昨年は総合の雰囲気にのまれて、(決勝では)自分のリズムをつかめず終わってしまった。優勝できるだろうという思いもあったので、今年は『勝つんだ』という絶対負けない気持ちを持って初優勝したい。今シーズンはとくにフィジカル面が向上して、納得のいくプレーができている。スーパーシリーズの決勝や、すごく緊張する舞台も経験してきた。気持ちが入っているぶん、今大会も緊張するけど、いまの自分なら優勝する自信がある。ネット前での繊細なショットやコントロール、豪快なスマッシュなど、世界5位にふさわしいプレーができると思うので、そこを見てほしい。あと、髪形にも注目してください(笑)」
■遠藤大由(日本ユニシス)
男子ダブルス/12・13・14年優勝 ※ペアは早川賢一
日本ランキング1位/世界ランキング6位
「総合は毎年すごく緊張する。だから準備していても、思うようにいかない印象がある。でも、ベストを出していけば、連覇という形になると思う。誰もが一度は優勝したい大会で、自分自身もSSとは違う気持ちで挑んでいる。男子ダブルスは誰が優勝してもおかしくない。自分の場合は、いかに冷静に状況判断ができるかが勝負。僕は地味だけど、早川が前で“ガチャガチャワーワー”やっているのを見てほしいです(笑)」
■早川賢一(日本ユニシス)
男子ダブルス/12・13・14年優勝 ※ペアは遠藤大由
混合ダブルス/13・14年優勝 ※ペアは松友美佐紀
日本ランキングともに1位/世界ランキング:男子ダブルス6位、混合ダブルス18位
「今大会は一戦一戦、しっかり力を出しきれるように、観客を魅了するようなプレーをしたい。僕も緊張すると思うが、自分たちのプレーを出すことを第一に考えて、もう1回優勝したい。オリンピックレース中ではあるが、ここで自信をつけたい。ダブルスは速い展開と力強いスマッシュが魅力。パートナーの遠藤のほうがスマッシュがすごいので、そのプレーを引き出したい」
■松友美佐紀(日本ユニシス)
女子ダブルス/11・12・13年優勝 ※ペアは髙橋礼華
混合ダブルス/13・14年優勝 ※ペアは早川賢一
日本ランキングともに1位/世界ランキング:女子ダブルス1位、混合ダブルス18位
「オリンピックレース中だが、どの大会でも自分のプレーをしたいという思いは変わらない。力を出しきれるように精一杯頑張りたいし、総合の翌週にはスーパーシリーズファイナルがあるので、そこに向けて自分たちのよい試合ができればと思う。観客の方には、観に来てよかったなと思ってもらえるようなプレーをします!」
選手それぞれが熱い思いを持って挑む全日本総合。
明日12月1日(火)、代々木第二体育館でいよいよ幕を開ける。