11月20日に開催された香港OP（九龍・SS）４日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
女子シングルスは１回戦でロンドン五輪金メダリストを下した奥原希望が、世界ランク上位の戴資穎（台湾）と対戦。同世代のライバルとの勝負は、１ゲームを13点に抑えた奥原が、第２ゲームもそのまま主導権を握って２—０のストレートで勝利。見事準決勝進出を決めている。
女子ダブルスは髙橋礼華／松友美佐紀と福万尚子／與猶くるみの日本ペア同士の対決に。ファイナル勝負までもつれた試合は、福万／與猶が世界ランク１位の髙橋／松友を振り切って白星を奪取。96分という長丁場の勝負を切り抜け、SS以上の大会では世界選手権以来となるベスト４入りを決めた。
混合ダブルスに出場した数野健太／栗原文音は、韓国ペアに第３ゲームまで持ち込んだが、最後で押し切れずに敗戦。男子シングルスの坂井一将も２回戦で桃田賢斗を破ったインドネシアの若手選手と対戦したが、14本、14本のストレートで敗れている。また、タイの元世界女王と対戦した佐藤冴香は、第１ゲームで19本とねばったが、２ゲームは引き離されてベスト８に終わっている。
そのほか、男子シングルスでは諶龍（中国）とリー・チョンウェイ（マレーシア）が準決勝で対戦。世界トップ同士の勝負はファイナル勝負の末、リー・チョンウェイに軍配が上がっている。
準々決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
田厚威（中国）②〔21−15、21−11〕０●王睜茗（中国）42分
ギンティン・アンソニー（インドネシア）②〔21−14、21−14〕０●坂井一将37分
伍家朗（香港）②〔21−17、15−21、21−15〕１●周天成（台湾）61分
リー・チョンウェイ（マレーシア）②〔13−21、21−19、21−15〕１●諶龍（中国）85分
▼準決勝
田厚威 — ギンティン・アンソニー
リー・チョンウェイ — 伍家朗
【女子シングルス】
奥原希望②〔21−13、21−13〕０●戴資穎（台湾）39分
キャロリーナ・マリーン（スペイン）②〔21−12、21−13〕０●ポンチップ・プラナパラサラッス（タイ）35分
王儀涵（中国）②〔21−14、21−7〕０●成池鉉（韓国）35分
ラトチャノック・インタノン（タイ）②〔21−19、21−11〕０●佐藤冴香43分
▼準決勝
奥原希望 — ラトチャノック・インタノン
キャロリーナ・マリーン — 王儀涵
【男子ダブルス】
洪煒／柴飈（中国）②〔21−15、21−12〕０●ゴー／タン（マレーシア）34分
ボー／モーゲンセン（デンマーク）②〔20−22、21−12、21−14〕１●プラタマ／スワルディ（インドネシア）61分
柳延星／李龍大（韓国）②〔21−16、21−11〕０●フェルナルディ／スカムルジョ（インドネシア）38分
セティアワン／アッサン（インドネシア）②〔22−20、21−19〕０●金基正／金沙朗（韓国）34分
▼準決勝
柳延星／李龍大 — 洪煒／柴飈
ボー／モーゲンセン — セティアワン／アッサン
【女子ダブルス】
福万尚子／與猶くるみ②〔23−21、17−21、21−13〕１●髙橋礼華／松友美佐紀96分
マヘスワリ／ポリイ（インドネシア）②〔14−21、21−16、21−11〕１●金昭英／蔡侑玎（韓国）63分
於洋／唐淵渟（中国）②〔22−20、17−21、21−16〕１●張藝娜／李紹希（韓国）66分
田卿／趙蕓蕾（中国）②〔21−15、21−23、21−11〕１●リターユール／ペデルセン（デンマーク）70分
▼準決勝
於洋／唐淵渟 — マヘスワリ／ポリイ
福万尚子／與猶くるみ — 田卿／趙蕓蕾
【混合ダブルス】
申白喆／蔡侑玎（韓国）②〔14−21、21−10、21−17〕１●数野健太／栗原文音49分
劉成／包宜鑫（中国）②〔21−８、21−18〕０●高成炫／金荷娜（韓国）32分
張楠／趙蕓蕾（中国）②〔22−20、17−21、21−19〕１●ヨルダン／スサント（インドネシア）69分
柳延星／張藝娜（韓国）②〔21−18、14−21、21−14〕１●徐晨／馬晋（中国）49分
▼準決勝
劉成／包宜鑫 — 申白喆／蔡侑玎
張楠／趙蕓蕾 — 柳延星／張藝娜