11月13日(日本時間14日)に開催された世界ジュニア2015(ペルー・リマ)個人戦4日目は、各種目の準々決勝が行なわれた。
日本はシングルス3人、ダブルス3組が準々決勝に出場すると、すべての選手が白星をつかむ快進撃。女子シングルスの仁平菜月は、前回大会で準優勝(優勝は山口茜)、今大会でも優勝候補とされたHe Bingjiao(何冰嬌)をファイナルゲーム19本で破る快挙。同じく同種目で中国選手を下した荒木萌恵とともに準決勝に進んでいる。また、男子シングルスの渡邉航貴も、2日連続でシード選手を退けて上位進出を果たした。
ダブルス勢の強さも光った。優勝をねらう渡辺勇大/三橋健也、アジアジュニアU19・3位の志田千陽/松山奈未も中国選手を相手にストレートで勝利。混合ダブルスの森岡秀斗/志田千陽も、第3シードのイングランドペアとのファイナル勝負を切り抜けて、見事ベスト4入りを決めた。
前回大会の個人戦で日本は、金1つ、銀1つ、銅2つで計4つのメダルを獲得。今回はメダル6個の数字を確定しているが、これは過去最高成績だった2012年千葉大会で獲得した金2つ、銀2つ、銅1つの数字も上回っている。
千葉大会では、現在トップクラスで活躍する桃田賢斗、奥原希望、山口茜が決勝に進出。世界で戦い抜くための大きな自信を手にし、飛躍していった。世界トップへの登竜門といわれるこの世界ジュニアで、日本のホープたちがどこまで躍動するか。大会も残すところあと2日。日本選手の奮起に期待がかかる。
日本選手の準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
渡邉航貴②〔24−22、21−17〕0Kean Yew Loh●(シンガポール)42分
【女子シングルス】
仁平菜月②〔12−21、21−13、21−19〕1●He Bingjiao(中国)60分
荒木萌恵②〔21−16、21−18〕0●Gao Fangjie(中国)33分
【男子ダブルス】
渡辺勇大/三橋健也②〔21−19、21−19〕0●Xiangyu Ren/Tan Qiang(中国)36分
【女子ダブルス】
志田千陽/松山奈未②〔21−13、21−19〕0●Chen Lu/Zhou Chaomin(中国)27分
【混合ダブルス】
森岡秀斗/志田千陽②〔21−17、17−21、21−12〕1●Ben Lane/Jessica Pugh(イングランド)46分