皆さん、こんにちは。編集部・有です。今月も発売日前後に、ひっそりと更新させていただきます。
10月22日にバドマガ11月号が発売されましたが、その前日の10月21日には、12月号(11月21日発売)で掲載する取材を行ないました。9月に行なわれたヨネックスOPジャパンで現役を退いた池田信太郎さんのインタビューです。
池田さんのお気に入りでもある、北欧家具インテリアショップの「BoConcept(ボーコンセプト)新宿」の一角をお借りしての取材。ハイセンスなインテリアに囲まれ、落ち着いた雰囲気のなかでインタビューは和やかに、ときに熱を帯びながら進みました(この場をお借りして、お店の関係者の方にもお礼を申し上げたいと思います)。
インタビューは約1時間半。現役生活をじっくりと振り返っていただきました。池田さんのキャリアを語る上でとくに欠かすことのできない07年世界選手権での銅メダル獲得、そして09年からスタートして12年のオリンピック出場を果たした“イケシオ”としての活動についてはもちろん、03年に日本ユニシスに入社してから徐々に実力をつけていく過程についても述懐してもらいました。
インタビューの最後に、「現役生活を一言で表すと、どんな言葉が当てはまりますか?」と聞いたところ、しばらく考えたあとの答えは「『転機』とか『驚き』でしょうか。『!』でもいいかもしれない(笑)」でした。
じつは池田さん、筑波大4年時には卒業後の進路がなかなか決まらず、選手としてプレーすることはあきらめて、母校(九州国際大付属高)の教員になるという話が進んでいました。それが、世界選手権で日本男子史上初のメダルホルダーとなり、オリンピックにも男子ダブルス、混合ダブルスで2度の出場を果たしたのです。
最初から華やかなスポットライトを浴び続けてきたわけではない――。そんな池田さんのキャリアにおける光と影を炙(あぶ)り出すのは、長年バドミントンの現場を取材し続ける楊順行ライター。どんな原稿に仕上げてもらえるか、自分もいまから本当に楽しみです。12月号をお楽しみに!