10月18日(日)、3日間にわたって熱戦を繰り広げてきた「ヨネックス杯 国際親善レディース2015」が閉幕した。
競技レベルの高い選手で編成されたチームが出場するAゾーンでは、日本リーグ1部所属の岐阜トリッキーパンダースが2連覇を達成。準決勝で元ナショナルチームのメンバーを擁する中国のYONEX MULANを2-0で退けると、決勝では京都学連選抜に粘られながらも2-1で下し、社会人チームの意地を見せた。昨年からメンバーが入れ替わり、今年は3年目以下の選手が5人エントリーする若いチームだったが、経験豊富な6年目の江藤理恵と1年目の川添麻依子を組ませるなど「3ペアでバランスを取りながら」(山田靑子監督)試合に臨み、栄冠を手にした。
Aゾーン準優勝の京都学連選抜は同志社大、立命館大、京都産業大の混成チーム。準決勝のYONEX戦以外はあえて他大学の選手とペアを組んだが、それを感じさせない息の合ったプレーで決勝に進出した。学生の参加が認められたのは今年からで、大会の歴史に新たな1ページを刻んだことになる。決勝で岐阜トリッキーパンダースから1勝を挙げた金山佳香(立命大・4年)は「技術では負けても、気持ちで勝ちに行ければと思っていた。いい経験になりました」と笑顔だった。
なお、各ゾーンの優勝チームは以下の通り。
■Aゾーン(競技レベルの高い選手で構成されたチーム)
岐阜トリッキーパンダース(岐阜)
■Bゾーン(3複の合算年齢266歳未満)
チャイニーズ・タイペイA(台湾)
■Cゾーン(3複の合算年齢266歳以上288歳未満)
チャイニーズ・タイペイB(台湾)
■Dゾーン(3複の合算年齢288歳以上)
広島スウィング(広島)
■Eゾーン(各選手50歳以上)
あい&あいB(兵庫)
■Fゾーン(各選手60歳以上)
千葉A(千葉)
■Gゾーン(各選手65歳以上)
ミラクルパワーB(埼玉)
■Hゾーン(各選手70歳以上)
Mix70愛知A(愛知)
取材・文/岡部充代