日本代表選手リレーコラムVol.3
テーマ 私の「オン」と「オフ」
No.3 園田啓悟(トナミ運輸)
編集部が定めたテーマに対して、ナショナルA代表の選手に順番でコラムをつづってもらう連載企画がスタート! テーマは「私の『オン』と『オフ』」です。今回登場いただくのは、トナミ運輸の嘉村健士選手です。
そのだ・けいご◎1990年2月20日生まれ、熊本県出身。八代第三中―八代東高―くまもと八代YKK AP―トナミ運輸。高校時代からのパートナー・嘉村健士と展開する高速ラリーで観る者を引き付ける。自身は後衛からの強烈なスマッシュを主な武器とする。世界ランキング18位(10月1日現在)。169㎝69㎏、右利き、血液型A。
最近ハマッているのはゴルフ
皆さん、こんにちは。トナミ運輸の園田啓悟です。このコラムでは、読んでいただく方にとって少しでもプラスになるような内容にできればいいなと思っています。よろしくお願いします!
今回のテーマは「オン」と「オフ」です。「オフ」の過ごし方としては最近、ゴルフにハマっています。この前もコースに行きました(まだ2回目ですけど)。始めたのは、日本リーグで優勝したとき(2012年)に優勝旅行でグアムに行って、そのときコースを回ったのがきっかけです。最近、クラブのセットを買って、打ちっぱなしにも結構行っていました。
この前は、荒木(純)監督と、中田さん(秀昭、トレーナー)と、安村さん(康介、マネジャー)と自分の4人で回りました。皆さん、競技のマナーなどをいろいろと教えてくれるので、勉強になります。ゴルフは引退してから会社の付き合いで行くこともあるかもしれないので、いまのうちにマナーを覚えておいて損はないという思いもありました。
ちなみに、得意なショットはドライバーです。ドライバーがしっかり飛んだときが一番うれしいですね。
ゴルフにハマる前は、映画のDVDを見ることが多かったです。自分、本当はインドア派なんです(笑)。洋画よりも邦画が多くて、新作が出たら見ていくという感じです。いまもよく見ています。
ただ以前に比べると、アウトドア派にもなりつつあります。家でのんびり過ごすのもいいんですが、外で体を動かしてリフレッシュするのもいいかな、と最近は思っています。
高速ラリーのスピード感を味わってほしい
「オフ」から「オン」への切り替えで、何か特別なことをしているというわけではありません。チームの練習は車で通っているので、少し大きめ音量で好きな音楽を流して、テンションを上げるくらいでしょうか。曲は「湘南乃風」のものが多いですね。
その「練習」ですが、好きな練習、嫌いな練習についてよく聞かれますが、嫌いな練習はノックです。後衛からひたすらスマッシュを連続で打つノックとか、回数が多いときついので。
好きな練習は……ないです(苦笑)。やっぱり練習はつらい、苦しいというイメージがあるので…。でも、練習するからには、自分のプラスになるように、ということを常に考えながらやっています。いまの自分にとってはバドミントンが仕事なので逃げ出せない。そんな意識も持ちながら、毎日取り組んでいます。
あとは、トナミでは最近、年下の選手が多くなってきたので、自分がしっかりとした模範役になれるように、という意識も出てきました。まだ全然なれていませんが…(苦笑)。以前は自分のことで精いっぱいでしたが、チームのことも少しずつ考えるようになってきました。
「試合」についていえば、自分たちの特長は声を出してプレーしているところです。高校のときから変わりませんね。声を出して、がむしゃらにプレーするタイプです。声を出しながら、自分自身を盛り上げていくイメージでしょうか。静かにプレーしていたら、自分の持ち味を出せないような気がしています。
また声を出すことで、前に行く姿勢が自然と生まれると感じています。スマッシュレシーブにしても、引いて受けるのではなく、「どんどん打ってこい、前に詰めてやる」といった気持ちになりますね。
試合会場に来ていただいた方には、大きな声もそうですが、ドライブを中心とした速い展開が自分たちの持ち味でもあるので、そのスピード感を味わってもらいたいです。「あんな速い球、よくとれるね!」と感じてもらえたらうれしいですね。速いラリーでは、だれにも負けたくないと思っています。
*当コラムは、編集部でご登場いただく選手と順番を決めさせていただいております。ご了承ください。