日本代表選手リレーコラムVol.2
テーマ 私の「オン」と「オフ」
No.2 嘉村健士(トナミ運輸)
編集部が定めたテーマに対して、ナショナルA代表の選手に順番でコラムをつづってもらう連載企画がスタート! テーマは「私の『オン』と『オフ』」です。今回登場いただくのは、トナミ運輸の嘉村健士選手です。
かむら・たけし◎1990年2月14日生まれ、佐賀県出身。唐津第一中-八代東高-早稲田大-トナミ運輸。高校時代から組む園田啓悟とのペアで、持ち味のスピードを生かした気迫あふれるプレーを展開する。ファンを楽しませることを忘れないプロ意識の高い選手。世界ランキング18位(9月17日現在)。169㎝65㎏、右利き、血液型O。
休日はしっかりリフレッシュして、練習や試合に臨む
皆さん、こんにちは! トナミ運輸の嘉村健士です。
このコラムでは、選手のさまざまな一面を見てもらえたらと思います。今回のテーマは「オン」と「オフ」ということですが、普段の僕は正直、つまらない人間です…(笑)。なので皆さん、どうぞお手柔らかにお願いします!
まずは、僕の「オフ」について。休日は、遠征帰りの翌日と毎週日曜日です。買い物が好きなので、よく行っていますね。車を運転して金沢まで足を伸ばすことが多いです。とくに後輩の保木(卓朗)とよく行きます。休日はリフレッシュしたいので、バドミントンのことは考えません。ただ、以前はたわいもない話をしたりして笑わせてくれていた保木が、最近は海外でのバドミントンの話や試合について聞いてきたりと、真面目に話すことが増えてきたんですよ。ナショナルの自覚ですかね! その刺激をもらいながら、自分もそういう立場になったんだなーと、先輩としての自覚が出てきました。だから最近は、気が付けば保木とバドミントンのことを熱く語り合ってます(笑)。一人でゆっくり過ごす休日もいいですが、気を許すトナミ運輸の仲間とだったら、一人でいるよりもみんなでいるほうが楽しいですね。
ご飯も、しょっちゅう後輩と食べています。独身メンバーは寮生活で、社会人1年目はよく自炊したりして、家庭的なことをやっていました。寮のなかでは自分が一番年上なので、部屋に集まれば後輩たちがなんでもやってくれそうなものですが…自分が作ってもてなすことが多いんですよ。一見、後輩たちに使われている感じですが、おもてなしするの、嫌いじゃないです(笑)。
ドラマなどではのめり込むタイプ
最近ハマっていることは、洋楽を聞くこと。この間、(佐々木)翔さんと(園田)啓悟と3人で『ワイルドスピード スカイミッション』という映画を観たんですけど、そのサントラ(サウンドトラック)がすごくよくてハマってしまって。聴くとテンションが上がりますね。
海外遠征で移動中に洋画を観ることが多いから、いろんな洋画や洋楽を知っているほうかもしれません。自分は結構ハマり症なところもあって、ドラマのDVDとかを観たいと思ったらガッツリ見たりして、のめり込んでしまうタイプ。あと、嫌いな役だとその演者さんが本当に嫌いになるし、かわいい役だと本当に好きになる…そのまま受け取っちゃいますね(笑)。
こんな感じでリラックスして休日を過ごせれば、練習にも身が入ります。自然とスイッチが入るというか。基本的に僕は、練習も“楽しくやる”のがモットー。とはいえ正直、キツイ練習は楽しくはないんですけど(笑)、逃げずに取り組んでいますよ! たとえば、永遠に続くノックなどは、嫌いな練習の一つ…。でも、自分にとってそれを続けることが大事なので、意識して、自分に厳しく頑張っているつもりです。日本代表のみんなもそう。走るときは走るし、やるときはやる。そのなかでも、みんなで声を出して励まし合いながらやれています。
試合の「オン」への切り替えは、本当に直前ですね。試合前日は対戦相手の試合映像を見ますが、それだけ。あとは当日、普通にみんなと接して、試合直前に一人になってウォーミングアップをしながら集中力を高めています。
このコラムを読んでくださっている人のなかには、僕の試合を観たことのない人もいるかもしれません。僕はアグレッシブなプレーが持ち味なので、ぜひ皆さんに、“ノリノリで”プレーしているところを見てほしいです。声が高くてうるさいので(笑)、どこのコートにいるか、すぐにわかると思います!
*当コラムは、編集部でご登場いただく選手と順番を決めさせていただいております。ご了承ください。