9月12日に開催されたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、注目選手の試合後のコメントを紹介しよう。
【女子ダブルス】
リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔21−17、21−16〕0●松尾静香/内藤真実49分
松尾/内藤の準決勝進出は、準優勝を果たした2012年以来のこと。3年ぶりの決勝進出にあと1勝となったが、ここで立ちはだかったのはデンマークペア。世界選手権では福万尚子/與猶くるみを同じく準決勝をストレートで破っており、一筋縄ではいかない相手だ。試合は予想通りデンマークペアが主導権を握った。なんとか食い下がる松尾/内藤だが、なかなか流れを奪い返せずに1ゲームを落とすと、2ゲームもリズムを乗り切れないまま16本で敗退。ホームの日本ペアを冷静にさばいたデンマークペアが、ストレートで快勝し決勝に進んだ。
◇松尾のコメント
「SSベスト4はすごく久しぶり。今日もチャンスではあったんですけど…。今日の相手は、昨日までと違って“高さ”と“速さ”があり、自分たちのペースが作れませんでした。ただ、前回よりは相手を苦しめることができた。結果としては負けてしまいましたが、自分たちにとってはプラスになると思うので、次につなげていきたいです」
◇内藤のコメント
「前回対戦したときは1ゲーム目の序盤でリードされて、後半で追いつくことが多かったんですけど、相手の高さにやられて守りきれなかった。そこが反省点です。ただ、いつもはサービスまわりで点数を取られることが多かったけれど、今回はラリーに持っていけたし、そこからの展開ができた。女子ダブルスのベスト4は最近では当たり前。韓国、タイと大会は続きますが、今大会のベスト4で終わるのではなく、コンスタントに成績を残していきたいです」
【男子ダブルス】
世界選手権に引き続き準決勝に進出した早川/遠藤。対戦相手はスディルマン杯の決勝でもぶつかった傅海峰/張楠(中国)だ。このときはファイナルゲームまでもつれる展開となったが、今回は傅海峰/張楠がラリーの先手先手を奪いストレート勝ち。早川/遠藤は2大会連続の3位入賞。敗れはしたものの、SSで安定した結果を残してみせた。
傅海峰/張楠(中国)②〔21−15、21−14〕0●早川賢一/遠藤大由37分
◇遠藤のコメント
「今日、改めて世界との差があると感じて、今後、2人でどうやってやっていくのか、もう少し見つめ直して練習から励んでいきたいと思いました。成績自体はよかったんですけど、僕のなかでは4試合ともいまいちだったので、次、韓国OPがありますけど、そこには反省を生かしていきたい」
◇早川のコメント
「今日は本当にサービス周りだったりドライブだったり、相手の攻撃だったりをうまく交わすことができなくて、厳しい戦いになったので、本当に残念です。今大会を通して、4試合中3試合は自分のプレーができたんですけど、今日の準決勝では、自分のプレーができなくて、でも、あとの3回は自分のプレーができたので、今後につながるんじゃないかなと思います」