9月11日に開催されたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、李雪芮を破った山口茜のコメントを紹介しよう。
【女子シングルス】
山口茜②〔21−19、13−21、21−16〕1●李雪芮(中国)57分
「李雪芮選手に勝つためには、まず1ゲーム目を取りたかったので、最後は追い上げられましたがしっかり取れてよかったです。2ゲーム目は、相手の後ろを使えずに低い展開になってしまい、相手の思うようにやられてしまいました。でもファイナルゲームは修正して大きな展開で進めていけたと思います。
前回勝ったときは、低い展開の中で自分が有利に立つことが多かったからですが、今回は低い展開では押されることが多かったので、相手に付き合わないようにしました。最後はねばったほうが勝つと思い、気持ちを緩めずにできたのがよかったと思います。私はあまりヒザをついてレシーブすることはないのですが、終盤にはそういうレシーブもあって。甘くなってしまったけれど、相手にはプレッシャーになったと思います。
李雪芮には、4戦目のインドネシアOP(6月)で初めて勝つことができましたが、最初に対戦したときから自分に対して苦手意識がある印象でした。そこは逆に自分は楽しんでやれていると思います。昨年はSSを回り始めたばかりというのもあって、『自分がどこまでできるのか』という気持ちで臨んでいたのですが、この1年間で『勝負できるかな』という気持ちになりました。『勝つぞ』と思って試合に臨めるようになったところが勝利につながったと思います。
トップの選手といい勝負ができたり、勝ちきれるようになってきたことは自信になります。昨日(2回戦)以外は自分らしいプレーができています。日本選手の特長である“ねばり”だけではなくて、変な体勢からのショットだったり、相手の意表を突く自分らしいプレーが出せた。準決勝でも、我慢強いプレーを出していきたいと思います」