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「自分たちのいい形にもっていけた」早川賢一 ヨネックスOPジャパン《SS》2日目1回戦

9月9日に開催されたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、注目選手をピックアップし、試合後のコメントを紹介しよう。

【男子ダブルス】

早川賢一/遠藤大由②〔19-21、21-15、21-15〕1●フェルナルディ/スカムルジョ(インドネシア)63分

 

世界ランク34位のインドネシアペアと対戦。1ゲームは接戦から19本で落としてしまうが、2ゲームは落ち着きを取り戻した早川/遠藤が逆転に成功。ファイナルGもペースをつかんでなんとか逆転で勝利をつかんだ。

 

◇早川のコメント

「インドネシアの選手とやるときは、最初から気持ちを入れていかないとすぐに点数をとられてしまうので、しっかり準備して入ったんですが、1ゲーム目は低い展開でやられてしまいました。そこを変えないといけないと思っていたんですが、まったく流れを変えられず取られてしまいました。2ゲーム目以降は、相手の低い展開にはならず、遠藤が攻撃するという自分たちのいい形にもっていけたので、よかったかと思います。

(この大会は)去年もおととしも1回戦で負けているので、そういう意味では1回戦は絶対に勝ちたいと思っていました。優勝をめざしているので、ここでホッとしているわけにはいかない。『明日に向けて』という感じで、もう気持ちは引き締まっています」

 

◇遠藤のコメント

「今日はしっかりと準備してきましたが、相手はあまり知られていないと思いますが、あのまま0-2で負けてもおかしくない、すごい実力のある選手でした。だから1ゲーム目はとられても仕方ないと思っていて、2ゲーム目で切り替えられたのがよかったです。

世界選手権では結果的には銅メダルを取りましたが、決して僕らの目標としていた順位ではないですし、この大会はずっと憧れていて、世界選手権と同じくらいの価値があると思っているので、世界選手権後も気持ちを切らさずに練習は取り組んできました。

 今日のゲームは、8割は早川に助けられた。明日、明後日も勝つにはたくさん修正しないといけないところがあるので、このあと反省したいと思います」

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21-6、21-17〕0●ガドレ/レディー(インド)32分

 

ディフェンディングチャンピオンとして登場した髙橋/松友。インドの格下選手相手に1ゲームは6本に抑えて好スタートを切ると、2ゲーム目もねばる相手をうまくさばいてストレートで快勝した。2連覇に向けて順調な船出と思いきや、松友が試合途中で足首をひねるアクシデント。病院の検査の結果、足首のねんざと診断された。

 

髙橋礼華のコメント

「世界選手権で負けてから、2人で自分たちの思っていることを話す機会が増えたので、大会前の合宿は充実していました。私は負けたあともすぐにポジティブに気持ちを切り替えられるタイプですが、さすがに今回は1日、2日はへこんでしまって…。でも、試合は次々あるので、うまく気持ちを切り替えました。

今日は1ゲーム目だけを見れば、自分たちらしい形ができたし、私が“前”で松友が“後ろ”のときもいい形を作れたと思います。じつは世界選手権のとき、松友が前衛でプレーができなくなった場合はどうしようか、って2人で話をしたんです。私はパワーがあるので、これまでは『後ろに下がらなきゃ』と思い過ぎていて、松友も『私が前をやらなきゃ』と思っていたのですが、『逆に私が前衛にいてもいいんじゃないか』と松友に提案したんです。たとえ私が球をつくれなくても、前でも後ろでも強打は変わらない。だから、今回の1ゲーム目はそういった形を作れてよかったです。

(松友のケガについては)試合中、私はひねったことに気づきませんでした。でも途中で『足首ひねった…』といわれて。無理はしたくなかったのですが、松友が『大丈夫』といっていたので、松友にはできるところだけをやってもらって、私はカバーできるようにミックスダブルスのような形でやっていました。なんとか勝つことができたという感じです」

 

福万尚子/與猶くるみ●1〔21−16、12−21、11−21〕②マヘスワリ/ポリイ(インドネシア)

世界選手権3位同士の対決となった。第1ゲームを日本ペアが奪いよい流れをつくったかに見えたが、2ゲーム、3ゲームはインドネシアペアが息を吹き返して怒涛の猛攻。福万/與猶もレシーブし切れず、最後まで押し込んだインドネシアペアが逆転で勝利をつかんだ。

 

福万尚子のコメント

「今日の相手とは(7月の)台北OPでも対戦しましたが、そのときは1ゲーム目から相手のペースでやられてしまいました。今日は1ゲームから自分がしっかり前に入って與猶が打つ形にもっていけたので、取ることができました。でも2ゲーム目からはこちらが上げすぎてしまい、相手のやりたいようにさせてしまった。相手から球が上がってきたら上がってきたで、バリエーションが少なくてずっと同じリズムで打つしかなくて、相手が楽にレシーブするだけになってしまいました。ファイナルも出だしはよかったんですが、勝負所でサービスまわりで決められてしまい、相手の体力を奪うことができませんでした。

 今日も勝負所が2ゲーム目とわかっていても、その取り方がまだわかっていないという感じなので、そこは2人で詰めていくしかないと思います」

 

 

與猶くるみのコメント

「1ゲーム目の出だしから、相手の足をしっかり使わせるプレーができて、後半は疲れましたが、しっかりと振り切ることができました。でも2ゲーム目にやっぱり打ちすぎてしまった部分と、相手の強い球に対して自分のレシーブが悪くなってしまった部分とその2つが重なって、相手のやりたいようにやられてしまいました。

ファイナルGは後半に自分1人だけスピードについていけず、スタミナ不足を痛感しました。2ゲーム目で(全力で)打ちすぎてスタミナが切れてしまった部分があったので、どこでスピードを上げて、どこでしっかりラリーをするのかを考えながらやらないといけなかったんですが、そこができませんでした」

 

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