世界選手権が閉幕した翌日の8月17日、「The Legends’ Vision」がインドネシア・ジャカルタで開催された。
「The Legends’Vision」は、現在オリンピックレース参戦中のリー・チョンウェイ(マレーシア)、林丹(中国)、そしてフランス代表監督に就任したピーター・ゲード(デンマーク)、さらにインドネシアのスーパースター、タウフィック・ヒダヤットの4人がタッグを組み、バドミントンを世界のメジャースポーツに押し上げるべく立ち上がったプロジェクト。彼らの契約スポンサーであるヨネックスが、この熱い思いを全面的にサポートしている一大イベントだ。
プロジェクトの一環となる今回の「レジェンドワールドツアー」は、5月に中国・北京で第1回が行なわれており(記事はこちら)、第2回は世界選手権が行なわれたタフィーの地元・インドネシアで開催。当日は林丹が急用のため欠席となったが、午前の部で3人のトークショーのほか、インドネシアのクラブチーム・JARA YARA、シドニー五輪男子ダブルス金メダリストのチャンドラ・ウィジャヤ氏とヨネックスとの調印式なども行なわれている。
また、会場には全英選手権8度優勝のルディ・ハルトノ氏や、インドネシア代表のレキシー・マイナキー監督、マレーシア代表コーチのヘンドラワン(インドネシア出身)なども招待されており、インドネシアの往年の選手が多数顔を並べている。
午後の部では、アジア・アフリカバドミントンホールにて、エキシビジョンマッチなどを実施。レジェンドたちのドリームマッチを一目見ようと、会場には1000人近くのバドミントンファンが観客席を埋めつくし、スター選手のプレーに酔いしれた。
今回は特別ゲストとして、前日に世界選手権男子ダブルスで優勝を果たしたセティアワンとアッサンが登場。タフィー&チョンウェイVSセティアワン&アッサンという夢の共演を果たしたほか、オリンピック金メダリストのレキシーとチャンドラがペアを組み、ピーター&チョンウェイと対戦するなど、ファンにとってはたまらない時間となった。
なお、このドリームマッチの様子は、国内の放送局でLIVE中継されるなど、大きな関心を集めていた。
大盛況のなか終えた「The Legends’Vision」は、10月にデンマーク・コペンハーゲンで第3回を、12月にマレーシア・クアラルンプールで第4回を開催する予定。