8月14日に開催された世界選手権(インドネシア・ジャカルタ)5日目は、準々決勝が行なわれた。男子ダブルスの早川賢一/遠藤大由はインドネシアのアンガ・プラタマ/リッキー・カランダ・スワルディと対戦し、ファイナルゲームの緊迫した勝負を見事切り抜け、日本選手3つ目のメダルを確定させた。
ここでは2人のコメント、朴柱奉監督のコメントを紹介しよう。
早川賢一
「準々決勝で勝つことが目標でした。終わってほっとしています。前回(シンガポールOP)はノーロブでやられているので、そこに付き合わないように、低い展開にならないように戦いました。(会場の)雰囲気には呑まれそうになったけど、なんとか乗り切れたと思います。
試合中は遠藤からもずっと『気持ちだから』といわれていた。自分にできることは決まったときに声を出すことなので、盛り上げていこうと。朴さんも、リオニーさんも『気持ちだから』と、ずっと後ろからいっていたので、なんとか勝ててよかったです。今日は午前に桃田の試合を見て、強いな、うらやましいな、と思っていました。でも、桃田も勝ったから、俺も頑張ろうとも思いっていました」
遠藤大由
「第一の目標(準々決勝での勝利)が達成できたことはよかったと思います。1ゲームはしっかり入っていけたと思うけど、2ゲームはカウンターでやられてしまいました。ファイナルゲームはそこをなんとか乗り切れたのがよかったです。
ファイナル18—18のときは、相手も緊張しているし、自分たちも緊張していました。こういうときはテンポよくやった方が勝ち、というのを自分たちもわかっていたので、そうするようにしました。ゆっくりの球を打つと自分たちの集中力が欠けたり、緊張感がとれてしまうので、テクニックではなく、ただ勝ちたいという気持ちだけでやりました」
朴柱奉監督
「1ゲームも我慢できたし、強い球と弱い球をうまく使っていたと思う。2ゲームは早川が硬くて、ソフトの球のミスが多かった。それで緊張をしてしまったと思う。ファイナルゲームはソフトな球を使うのはインドネシア選手がうまかったので、2人には速い球で勝負しようと声をかけた。それで自分のリズムも戻ってきて、逆に相手にプレッシャーをかかってミスをしたんだと思う。ファイナルゲームは作戦を変えたのがよかったですね」