「V候補筆頭は青森山田と富岡ふたば」京都インターハイ 女子団体展望!

高校生にとって最大の目標であるインターハイがいよいよ今日、8月6日に開幕した。IH直前企画として、ここでは7、8日に行なわれる女子団体の展望を紹介しよう。

 

高校選抜で8年ぶりに優勝を決めた青森山田。IHでは春夏連覇に挑む
高校選抜で8年ぶりに優勝を決めた青森山田。IHでは春夏連覇に挑む

インターハイでは2年連続で頂点を争っている青森山田と富岡ふたばの"2強"が今夏も健在だ。とくにナショナルB代表の川上と仁平の両輪が引っ張る富岡ふたばは、由良/永井、髙橋といった全中覇者の加入により一歩リードしている印象だ。彼女たちの起用によっては、エースの体力を勝負所まで温存できるのも強みだろう。

2年生の仁平の成長もV奪還の鍵となる
2年生の仁平の成長もV奪還の鍵となる

 

一方の青森山田も、ジュニアナショナルの森が加わり、総合力が高まった。東北大会では、アジアジュニア参加の志田、斉藤、曽根が不在のなか、高校選抜3位の聖ウルスラを撃破している。今大会は選抜同様にダブルスを制し、第1シングルスに立つ可能性が高い安田が主将としても意地を見せたい。

アジアジュニアの代表メンバーである志田を中心に、夏に強い青森山田の本領を発揮するか(志田<右>/小田)
アジアジュニアの代表メンバーである志田を中心に、夏に強い青森山田の本領を発揮するか(志田<右>/小田)

 

その青森山田に準決勝で挑みそうなのは、金沢向陽と埼玉栄。2校の対戦が予想される準々決勝は、接戦となることは必至だ。選抜では単3本を制した埼玉栄が勝利。すなわち、全日本ジュニア・ダブルス2位の小野/桃井を擁する金沢向陽は、東、大家ら単の成長が躍進のカギになる。埼玉栄はダブルスを1本でも奪えば、目標の優勝へ大きく近づく。

選抜3位の埼玉栄。夏の戦い方を熟知している伝統校の強みで上位をめざす
選抜3位の埼玉栄。夏の戦い方を熟知している伝統校の強みで上位をめざす(写真は川島<左>/上杉)

 

 

右上のヤマで注目を集めそうなのは、絶対エース・山口の存在が光る勝山と、聖ウルスラ、園田学園、倉敷中央あたりか。東北大会で苦杯を嘗めた聖ウルスラは、チームの立て直しを図ってくるはず。勝山はその聖ウルスラに選抜の雪辱を果たしたいところ。右下のヤマに入った九州国際大付も、2年生エースの松山を中心に2強に迫る戦力がある。地元1位の京都外大西は、応援を力に変えて上位進出をめざす。

 

女子団体

 

『バドミントン・マガジン』8月号 IH完全ガイドより

投稿日:2015/08/06
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