こんにちは。編集部ブログに初めて投稿するバド×スピ!担当の和(カズ)です。あえて読み方を書いてみましたが、何を隠そう、私が好きなスポーツ選手は“キングカズ”こと三浦知良(かずよし)選手。少年時代はカズになりたくて、毎日サッカーボールを追いかけていたサッカー少年でした。もしも母親がバドミントンをやっていなかったら、きっと私はサッカーで日本代表をめざしていたことでしょう。
そんな話はさておき、ここではもちろんバドミントンの話を書きます。「ブログ」と銘打ってますので、ライトな感じで書きますが、大丈夫ですかね? 皆さまの寛大な心を信じていきたいと思います(どうか炎上しませんように……)。
さて、いざブログを書くとなると、伝えたい話が多すぎて悩みます。インターハイのこと、日本代表選手のこと、一般大会のことまで、とにかく書きたいことがたくさんです。まあ、悩んでいても仕方がないので、今回はズバリ「世界選手権」について書いてみます。
このテーマを選んだ理由は、私が今月10日から始まる世界選手権を取材することになったからです。ちなみに初めての海外出張です。いや、初めての海外です。
……初めての海外です(あえて2回いってみました。応援メッセージ待ってます)。
今年はオリンピックレースということもあり、世界のトップ選手は世界ランキングポイントの高い世界選手権に標準を合わせています。日本代表も現在ナショナルトレーニングセンターで合宿中ですが、非常にきついトレーニングを行なっている、という情報もあります。前回は女子シングルスの三谷美菜津選手、女子ダブルスの前田美順/垣岩令佳ペアが銅メダルですから、今回はさらにたくさんのメダル獲得ができるように、頑張ってほしいです!(できれば一番輝かしい色を!)
私なりに世界選手権の思い出を書くつもりなのですが、その前にバドミントン愛好者の皆さんは、世界選手権のことをどれくらい知っているのでしょうか? 日本の誰が活躍したか、いつやっているか、どれだけすごい大会なのか、など知っていますか?
ざっくり説明すると、世界選手権は「バドミントンの世界チャンピオンを決める」大会です。
…あれ、ざっくりし過ぎてますかね? では、箇条書きでもう少し補足します。
・毎年8月に開催(オリンピックの開催年は行ないません)
・昔は3年に一度開催していた(83年から2年に一度、05年から毎年の開催)
・第1回大会(1977年)で日本の栂野尾悦子/植野恵美子ペアが優勝
・バドミントンが盛んでない国で開催されることがある(日本は未開催)
・マレーシア選手はどの種目でも優勝していない
・世界選手権は賞金が出ない(オリンピッックも賞金なし)
マレーシア選手が優勝していない、というのは意外ですよね。日本選手も第1回大会で優勝していることを、みなさんは知っていましたか?
世界選手権が始まる以前は、100年以上の歴史を持つ全英オープンが実質世界ナンバーワンを決める大会でした。でも、当時のトップ選手の要望などから世界選手権が誕生し、バドミントン界のさらなる盛り上がりにつながったようです。
ただし、世界チャンピオンを決める大会であるにもかかわらず、世界選手権は賞金がでません。これは開催当初から続いているようで、当時はヨーロッパ選手などから不満が続出したとのこと(今もでしょうか?)。
なぜなら、ヨーロッパはプロ選手として活動しているバドミントン選手が多く、賞金は立派な収入源だから。この時代に世界トップだったモルテン・フロスト(デンマーク)も、賞金がつかないことに「理解できない」と怒っていたとか。まあ、プロ選手ですから、お金にシビアになるのは当然といえば当然。逆にそういうプロ意識を持った選手が多くなることで、競技としての価値も高くなるわけですよね。
余談ではございますが、9月に日本で行なわれるヨネックスオープンジャパンの賞金総額は27万5000ドルで、昨年より2万5000ドルもアップしています。また、ある年にリー・チョンウェイが獲得した1年間の賞金総額は約3500万円だった、という話も書いておきましょう。
と、世界選手権についてのことを書いてみましたが、私の思い出話にたどり着くまでに、かなりの文量となってしまいました。普段から友人に「お前の話は長すぎる」とお叱りをうけていますが、書く方でも長くなってしまうのは、もう性格ですね。みなさんに怒られる前に、今回はここで打ち止めにしておきます。
次回は本題でもある「世界選手権の思い出」について書きますので、興味のある方はまた読んでください(え、そんなに興味ない?)。
それでは!(和)