公益財団法人ヨネックススポーツ振興財団が主催する『米山稔賞表彰式』が6月18日(木)に行なわれた。この賞は青少年スポーツの振興に関して貢献のあった個人および団体を表彰するもので、平成26年度は朴柱奉氏(日本代表監督)と、山口茜選手(勝山高3年)が受賞した。
朴柱奉監督は、昨年の世界国別対抗戦トマス杯で中国やマレーシアを破り男子日本代表を史上初の優勝に導いており、また山口選手は世界ジュニア選手権2連覇や、全日本総合女子シングルスで優勝するなど、多くの大会で輝かしい戦績を収めたことが評価され、その功績が称えられての受賞となった。
■ 朴柱奉監督のコメント
「ナショナルチームヘッドコーチになってから11年が経ちますが、この大きな賞をいただけて本当にうれしいです。昨年のトマス杯優勝、ユーバー杯準優勝、今年のスディルマン杯準優勝など、選手たちの頑張りと、皆さまの支えのおかげだと思っています。5月からのオリンピックレースは厳しい戦いですが、たくさんのオリンピックチケットを手にしたい。そして、(銀メダルを獲得した)ロンドン五輪以上の成績を残せるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
山口はUSOP参戦中のため両親が出席。父の浩志さんは「この賞の名に恥じないよう、皆さまのお力添えとともに精進していってもらいたい。親としてできることはすべてやります」と力強く述べた。
■受賞者紹介
朴柱奉(パク・ジュボン)
1964年12月5日生まれ、50歳。14年間の現役生活で国際大会の優勝経験は67回。“ダブルスの神様”の異名を持つ。指導者としては、イングランド、マレーシア、韓国でコーチを務め、04年から日本代表のヘッドコーチに就任した。
山口茜(やまぐち・あかね)
1997年6月6日生まれ、18歳。13、14年世界ジュニア女子シングルス連覇。13年にはヨネックスオープンジャパンでスーパーシリーズ史上最年少優勝を遂げ、14年には全日本総合女子シングルスでも頂点に立った。