6月15日(月)に日本代表のメンバー変更が発表された。
バドミントンの日本代表は、SSや世界国別対抗戦(トマス杯・ユーバー杯、スディルマン杯)などを中心に戦うA代表と、GPGなどを中心に戦うB代表に分かれている。
変更は女子シングルスでB代表だった髙橋沙也加(日本ユニシス)がA代表に昇格、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)が新たにB代表に加わった。また、これまでB代表だった松居圭一郎/三浦光將(日体大)は代表から外れている。
髙橋は昨年までA代表で活躍しており、ドイツOP優勝、アジア選手権4強(14年)などの実績がある。今年はB代表のスタートとなったが、マレーシアマスターズで準優勝、ドイツOP&スイスOP4強、大阪国際優勝などで好結果を出しており、世界ランクも16位(6月11日付)と日本選手では山口茜、奥原希望に続いて3番手の位置にいる。A代表に復帰したことでSSに出場する機会も増えるため、国内女子シングルスの五輪レースは、さらに熾(し)烈を極めることになりそうだ。
男子ダブルスでは保木/小林が日本代表に選ばれた。これまでジュニアナショナルに選出されたことはあったが、国内トップ選手が中心となる日本代表に選ばれるのは初めて。社会人2年目となる2人は、今年4月の大阪国際で3位、5月の日本ランキングサーキットで優勝するなど着実に力をつけている。日本代表になったことで海外遠征に行く機会が増えるため、さらなる成長が期待できそうだ。
◆主な大会ランク
①SSP&SSF…スーパーシリーズプレミア&スーパーシリーズファイナル
②SS…スーパーシリーズ
③GPG…グランプリゴールド
④GP…グランプリ
⑤IC…インターナショナルチャレンジ