インドネシアOP《SSP》　ダブルス展望

６月２日にスーパーシリーズ第６戦インドネシアOP（ジャカルタ）が開幕した。２日は各種目予選と混合ダブルス１回戦が行なわれ、明日３日から男女シングルス、男女ダブルスの本戦が始まる。ここでは男女ダブルスについての展望を紹介しよう。

 

【男子ダブルス】

日本からは３組が、本戦から出場する。対戦カードは以下の通り。

 

園田啓悟　—　予選通過者

嘉村健士　—　予選通過者

 

⑥早川賢一　—　陳宏麟

　遠藤大由　—　王齊麟（台湾）

 

平田典靖　—　ゴー

橋本博且　—　タンWK（マレーシア）

 

第６シードの早川／遠藤は、１回戦で台湾の２番手ペアと対戦する。１月のマレーシアマスターズ（GPG）で準優勝を果たしたペアだが、そのほかはとくに目立った成績を残してはいない。混合ダブルスの名手でもある陳宏麟が20歳の王齊麟を引っ張るダブルスだが、成熟度からいっても早川／遠藤に分があるといってよいだろう。

平田／橋本の相手は、昨年のアジア大会４強のゴー／タン。攻撃的なペアで３月のスイスOP（GPG）で２位の実績がある。25歳と伸び盛りのペアだけに、平田／橋本は経験値を生かした戦い方で勝利をつかみ取りたい。

園田／嘉村は予選を通過したペアと対戦。ここで勝つと２回戦では早川／遠藤との対戦が濃厚だ。

 

【女子ダブルス】

日本からは３組が出場。髙橋礼華／松友美佐紀が第１シード、前田美順／垣岩令佳が第４シードに配置された。対戦カードは以下の通り。

 

①髙橋礼華　　—　ブルナデス

松友美佐紀　　—　プラディプタ（インドネシア）

 

④前田美順　　—　オリバー

　垣岩令佳　　—　スミス（イングランド）

 

福万尚子　　—　予選通過者

與猶くるみ　—　予選通過者

 

髙橋礼華／松友美佐紀は初戦でインドネシアペアと対戦。２回戦では韓国の若手ペア李紹希／申昇瓚との対戦が予想される。山場となりそうなのが準々決勝だ。順当にいけば、先週のオーストラリアOP優勝の馬晋／唐淵渟（中国）が勝ち進んでくる可能性が高い。新ペアで勢いは十分だが、ここは日本のエース・タカマツに世界ランク１位の実力を発揮して勝ち星をつかんでもらいたいところだ。

前田／垣岩は１回戦でイングランドペアと対戦。勝てばオランダとインドネシアペアの勝者と戦うことになる。勝ち進めば準々決勝でオーストラリアOP準優勝の田卿／湯金華（中国）との対戦が予想される。

福万尚子／與猶くるみは予選通過ペアと対戦。１回戦を勝てば次戦で田卿／湯金華との勝負が濃厚だ。

 

■選手名

陳宏麟（チェン・フンリン）　王齊麟（ワン・チーリン）

李紹希（イ・ソヒ）　申昇瓚（シン・ソンチャン）

馬晋（マー・ジン）　唐淵渟（タン・ユアンティン）

田卿（ティアン・チン）　湯金華（タン・ジンファ）