■朴柱奉監督
準決勝の韓国戦は、相手の方がまだ力は上のイメージでした。試合前は男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルスで勝負になるとは思っていたけど、桃田がケガをして条件が難しいなか、女子シングルスの奥原希望が勝ってくれたのは非常に大きかった。この試合がターニングポイントでしたね。そして混合ダブルス。相手は世界ランク8位。その相手に本当に集中してやってくれた。
決勝の中国戦は厳しいものになるのはわかっていました。そのなかで負けはしたけど、男子ダブルスの早川/遠藤がいい勝負ができたと思う。サービスフォルトを8回とられたけども、もしもそれがなかったらサプライズができたかもしれない」
■選手のコメント
「日本チームとしてはメダルが獲れて本当によかったけども、個人的にはまだまだ実力が足りないというのがわかった。もっと今後も強くならないといけない。大会期間中はチームの雰囲気もよかったですし、(銀メダルは)日本のレベルが全部上がっている証拠。大会中も不安なく過ごすことができました」
「大会前はメダルを目標。最低限のベスト4が達成できてよかったです。決勝でチームは負けたけど、個人的には負けなしで終われたので、そこはよかったかなと思います。(2−2で回ってきた)デンマーク戦は、自分でいうのもおこがましいのですが、きっと周りの誰もが『勝って当たり前』と感じていたと思う。私たちもその空気がわかっていたけど、相手も失うものがないので、イケイケで押してきた。最初は引いてしまったけど、私たちもいろんな経験をしているので、ファイナルで競ったけど、『絶対勝てる』と思ってやっていた。正直、負けるとは思わなかったです」
髙橋礼華(日本ユニシス)
「決勝戦では負けたけども、目標のベスト4に入れて本当にうれしく思います。デンマーク戦以降は、完全にアウェーのなかでやっていたけど、この経験が個人戦にもつながると思う。韓国戦は、前の試合がよくない試合内容だったので、むしろ『私のところまで回ってこい』という心構えだった。逆に思いきってやれたと思う」
桃田賢斗(NTT東日本)
「(大会前に)ねんざして、あまりよくない状況で中国に入ったけども、スタッフやトレーナーの方のサポートで予選リーグとデンマーク戦は勝ちにつなげられたのがよかったです。(欠場した)準決勝と決勝は見ているだけですごい悔しかったので、これからは体調管理に気をつけて、次は金メダルを持って帰りたいと思っています」
橋本博且(トナミ運輸)
「準優勝という結果はとてもうれしく思っています。個人的には準決勝の韓国戦に出させてもらったのですが、会場に入ったらコートがセンターコートになっていて、スポットライトもがそこだけを照らしていました。正直、緊張したり萎縮するかなと思ったけど、そんなことはなく、自分たちの力をしっかり出せたのでよかったのかなと思います」
福万尚子(再春館製薬所)
「今回は出場する機会がなかったけれども、素晴らしい大会のメンバーに選ばれたことに感謝しています。『全力の笑顔で』試合に出ても出なくても頑張るというテーマは達成できたと思う。今大会の見た経験を今後の試合に生かしていきます」