5月11日にスディルマン杯(中国・東莞)2日目が行われ、第1グループAリーグでは、13年世界女王のラトチャノック・インタノン擁するタイとドイツが激突。接戦の末、ドイツが3−2で勝利し、決勝トーナメント進出へ大きく近づいた。また、日本が参戦しているBリーグでは台湾とロシアが対戦。台湾が4−1でロシアを破り、日本と台湾が決勝トーナメント進出を決めている。
5月11日 第1グループダイジェスト
◆Aリーグ ●タイ 2−3 ○ドイツ
初戦で中国に敗れたドイツが、元世界女王インタノンを主軸とするタイと対戦。先にポイントをあげたのはタイ。男子ダブルス、女子シングルスをともに快勝し、一気に王手をかける。しかし、追い込まれたドイツがここで本領を発揮。男子シングルスに出場したマーク・ツーベラーが反撃の狼煙(のろし)をあげると、女子ダブルスも勝利し2−2のイーブンに持ち込む。勝負の行方は混合ダブルスに委ねられると、勝負強さを見せたのがドイツのフックス/ミシェルズ。ファイナルゲームとなった接戦を最後は10本で押し切り、見事ドイツの勝利に貢献した。これによりドイツは1勝1敗とし、12日の中国−タイの結果によって決勝トーナメント進出が決定する。
◆Bリーグ ○台湾 4−1 ロシア
初戦で日本に敗れたロシアが台湾と対戦。ロシアは男子ダブルスで好調のイワノフ/ソゾノフが勝利するも、その後は台湾が連勝。台湾が4−1でロシアを破りリーグ初勝利をあげた。ロシアが2連敗したことにより、日本と台湾の決勝トーナメト進出が決定している。
◆Cリーグ ○インドネシア 3−2 ●イングランド
インドネシアが3−2でイングランドに辛勝した。男子ダブルスでは世界ランクトップ3のセティアワン/アッサンが快勝。女子シングルスも勝利しあっさり連勝したインドネシア。男子シングルスでは星を落としたが、女子ダブルスでインドネシアが1ゲームを奪うと、2ゲーム目途中で相手の選手がキケン。これによりインドネシアの勝利が決まった。しかし、その後の混合ダブルスではイングランドに敗れており、インドネシアは勝利をあげたものの、次戦のデンマーク戦に不安を残す形となった。
◆Dリーグ ●インド 2−3 ○マレーシア
マレーシアが2連勝で早々と決勝トーナメント進出を決めた。初戦でV候補の韓国を見事下したマレーシア。連戦となったインドとの試合では、勢いそのままにマレーシア選手が躍動。韓国戦で柳延星/李龍大を打ち破った男子ダブルスのゴー/タンが白星をあげると、男子シングルスのリー・チョンウェイも完勝。女子シングルス、女子ダブルスは黒星を喫したが、混合ダブルスのチャン/ゴーが2−0のストレートで勝利し、前夜同様にギリギリの勝負をマレーシアが制した。これにより、マレーシアはリーグ戦を1位で通過することが決定した。