8月25日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
女子シングルスで唯一準々決勝に勝ち残った奥原希望は、リオ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦した。
第1ゲーム、序盤からリードを奪ったのは奥原。相手を揺さぶりながらポイントを重ね11-4。中盤以降は調子を上げたマリーンに19-18まで迫られたが、なんとか振り切った奥原が21-18で先制した。
第2ゲームはクリアーとネットプレーで主導権を握ったマリーンが先行して21-14で奪うと、勝負の行方はファイナルゲームへ。すると、前半こそ接戦の展開となったが、13-14から6連続得点で引き離したのが奥原。勝負所でスピードを上げた奥原がそのまま21-15で逃げ切り、世界選手権のメダルを確定させた。
▼選手コメント
奥原「(女子シングルスは)誰もが勝負できる種目になっていると思うので、メダルが決まるから、マリーン選手だから意気込むというのはなかったです。ここからどう相手とやりあえるかが今後の試合につながると思っていたので、ここをしっかり勝ててよかったです」
【女子シングルス】
奥原希望②〔21−18、14−21、21−15〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)93分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部